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2017年9月17日日曜日

Howlin' Wolf - I asked for water

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日は降りしきる雨の中、一人でドライブに出かけました。

車といえば、ガソリンですよね。後の歌にも出て来ますが、今日はガソリンの種類は間違えてはいけませんよ、というお話をしたいと思います。

入れるガソリンの種類は、「ガソリン車」か「ディーゼル車」によって違ってきます。

「ガソリン車」に入れるガソリンの種類は、「レギュラー」か「ハイオク」です。

乗用車はほとんど「レギュラー」だと言われていますが、排気量の多い車・ターボ車は「ハイオク」が使われる事があるようです。

「ハイオク」は「High Octane」の略ですが、オクタンが高いという意味になります。これは、ガソリンの燃えにくさの値が高いということになります。

「レギュラーガソリン」は、燃えやすいです。レギュラーガソリンはオクタン価でいえば、85から92で、ハイオクは98から100であると言われています。レギュラーガソリンの方が燃えやすいという事になります。

車は何故動くのか。ドライバーが運転するから動くんですが。笑

冗談はさておき、エンジンのシリンダーの中でガソリンと空気が混ぜられ、ピストンで圧縮しきった所で、スパークプラグと呼ばれるもので爆発さして、その爆発でピストン運動を起こさせます。

レギュラーガソリンとハイオクガソリンでは、エンジンの仕様が違ってきます。

レギュラーガソリン車のエンジンは、発火しやすいレギュラーガソリンを使っても、異常燃焼が起きない程度に圧縮させ、点火します。

ハイオクガソリン車のエンジンは、ピストンの圧縮の力が強いために、レギュラーガソリンを入れると、ハイオクガソリンよりもタイミングが早く爆発してしまい、ノッキングと呼ばれる現象が起きたりして、結果的にエンジンにダメージを与えてしまう結果になります。

そのため、ハイオクガソリン車には、オクタン価の高いガソリンを入れる必要があります。

ただ、やむを得ない事情でレギュラーガソリンを入れても、爆発させるタイミングを遅らせるように、制御されている事があります。しかしそうなると、ハイオクで得られる力よりも弱まってしまうので、性能は落ちてしまいます。

レギュラーガソリン車にハイオクガソリンを入れるのは問題ありません。レギュラーガソリン車のエンジンそのままのタイミングで圧縮させ、爆発させます。問題はないですが、特にパワーが上がることはありません。

間違えてはいけないのが、「ガソリン」と「軽油」、どちらを入れるか、という事です。

「軽油」は主にトラックやハイエースに使われる事が多いです。軽い、から「軽自動車」に使われる、事はありません。

ディーゼルエンジンは、圧縮させ高温になった空気に燃料を霧状に噴射して着火させ、エンジンが動きます。プラグがあるガソリンエンジンに対し、ディーゼルエンジンには熱い空気に燃料を吹きかけて着火させるので、プラグがない、という事になります。

そして軽油は、ハイオクよりも更に強い圧力・温度で爆発するので、トラックなど、パワーが必要なエンジンには軽油が必要になります。

軽油とガソリンでは、自然発火する温度が違います。軽油は250度で、そしてガソリンは300度で自然発火します。

エンジンの仕様もガソリンの特性も違うので、入れ間違えには気をつけないといけません。

長話の後は、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はハウリン・ウルフでアイ・アスクド・フォー・ウォーターです。



ハウリン・ウルフ作曲です。1956年のシングルで、R&Bチャートで8位を記録しました。

ゆったりとしたブルースですが、ハウリンの声が不気味な感じに聴こえます。

では和訳です。

Oh, I asked her for water, she brought me gasoline.

Oh, I asked her for water, she brought me gasoline.

That's the troublingest woo-hoo (woman?), that I ever seen.


俺は水を頼んだのに、彼女はガソリンを持ってきた。

俺は水を頼んだのに、彼女はガソリンを持ってきた。

彼女は一番面倒な女さ、俺が見てきた中で。


The church bell tollin', the hearse come driving slow.

The church bell tollin', the hearse come driving slow.

I hope my baby, don't leave me no more.


教会の鐘は鳴り、霊柩車がゆっくりと走っている。

教会の鐘は鳴り、霊柩車がゆっくりと走っている。

俺のベイビーが、俺を置いて行かないでくれれば良いんだが。


Oh tell me baby, when are you coming back home?

Oh tell me baby, when are you coming back home?

You know I love you baby, but you've been gone too long.


教えてくれよ、いつ帰ってくるんだ?

教えてくれよ、いつ帰ってくるんだ?

お前を愛してるのに、お前はずっといないじゃないか。


こんな感じです。


面倒な女だけど、心配している男の歌です。


今日はこの辺でお時間です。


ではまた。

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