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2025年4月13日日曜日

The Everly Brothers - Take a message to Mary

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はザ・エヴァリー・ブラザーズで「メアリーへのメッセージ」という歌です。



ブードルー・ブライアント、フェリス・ブライアント作曲です。1959年のシングルで、ポップチャートで16位を記録しました。

犯罪を犯して牢屋に入れられる男の歌です。恋人で婚約相手のメアリーには旅に出た、とだけ伝えてくれ、というメッセージです。

歌詞の中の「ティンブクトゥ」は、アフリカのマリ共和国にある都市で、14世紀に最も繁栄して、途方もない富の伝説が広まった事から、「黄金郷」と呼ばれています。

転じて、「どこか遠い所」「地の果て」という意味も有るそうです。

では和訳です。

These are the words of a frontier lad

Who lost his love when he turned bad


これは前線に立つ男の言葉、

悪に染まって、愛を失った男の言葉。


Take a message to Mary

But don't tell her where I am

Take a message to Mary

But don't say I'm in a jam


メアリーに言伝を頼みたい、

でも僕の居場所は言わないで。

メアリーに言伝を頼みたい、

でも窮地に立たされた事は言わないで。


You can tell her I had to see the world

Or tell her that my ship set sail

You can say she better not wait for me

But don't tell her I'm in jail

Oh, don't tell her I'm in jail


世界を見に行きたいと言っておくれ、

それか僕の船は航海に出たと言っておくれ。

僕の事は待たないで、と言って。

でも牢屋に居るって事は言わないで。

牢屋に居るって事は言わないで。


Take a message to Mary

But don't tell her what I've done

Please don't mention the stagecoach

And the shot from a careless gun


メアリーに言伝を頼みたい、

でも僕が何をしたのか言わないで。

駅馬車や、

不注意に発射された銃の事は言わないで。


You can tell her I had to change my plans

And cancel out the wedding day

But please don't mention my lonely cell

Where I'm gonna pine away

Until my dying day


計画を変えなきゃいけなかったと言って、

そして結婚式の日を変えたいと言って。

でも寂しい牢屋の話はしないで、

僕が死ぬまで、

痩せ衰えるであろう牢屋の話を。


Take a message to Mary

But don't tell her all you know

My heart's aching for Mary

Lord knows I miss her so


メアリーに言伝を頼みたい、

でも君が知ってる事は全部言わないで。

僕の心はメアリーの事で痛んでる、

神様は知ってる、彼女が恋しいって。


Just tell her I went to Timbuktu

Tell her I'm searching for gold

You can say she better find someone new

To cherish and to hold

Oh, Lord, this cell is cold


僕は金を探しに、

ティンブクトゥに行ったと言って。

新しい彼氏を見つけな、と言っておくれ。

優しく抱きしめてくれる人を。

神様、この牢屋は冷たいよ。


Mary, Mary

Oh, Lord this cell is cold


メアリー、メアリー、

神様、この牢屋は冷たいよ。


こんな感じです。

あなたのお名前何ァんて由来のコーナー、今回は兄ドン・エヴァリー、本名Isaac Donald EverlyのIsaacを紹介します。

Isaac

ヘブライ語の名前 יִץְחָק (Yitsḥaq) は「彼は笑う、彼は喜ぶ」という意味で、צָחַק (tsaḥaq) は「笑う」という意味から派生している。旧約聖書では、アブラハムが神様より子供が産まれるだろうというお告げを聞いて笑った事、そしてその妻サラがイサクを身籠って同じ預言を聞いて笑った事に由来している。


という事で、アイザックと名付けられたこの方には、「笑いの多い人生を過ごして欲しい」という願いがこめられているのかもしれません。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。X(旧Twitter)も宜しくお願い致します。IDとかは上に書いてます。

ではまた。

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