しばらく洋楽和訳のコーナーはお休みさせて頂き、今日から明後日の9/27(金)までは、この旅で回って来た秘境駅巡りのレポートを載せたいと思います。
まず、今回私は静岡県に行って参りました。なぜ静岡県なのか。
それは、大井川鐵道・井川線に秘境駅あり、という話を聞いたからです。
まず人づてに、テレビで、大井川鐵道の「奥大井湖上駅」が絶景ポイント、しかも遠目で見ると幻想的な姿を見せている、という話を聞き興味が湧きました。
そして、色々調べているうちに出て来たのが、「全国秘境駅ファイル」なる番組…のWikipediaの記事です。
2008年頃にスカパー!プレミアム、そしてケーブルテレビ向けに放送している旅番組専門のチャンネルの番組、のようです。30分番組ですが、前後半に分けて2つの秘境駅を紹介し、秘境駅マニアの牛山隆信という人が評価して、秘境駅ランキングの順位を発表する、というものです。
その人自身も本業は会社員ですが、全国の秘境駅をバイクやレンタカーで訪ねるばかりか、ステーション・ビバーク、通称駅寝という手段で秘境駅に触れ合う、という事をしている人だそうです。著書や出演漫画・番組は全て秘境駅に絡めたものばかりです。秘境駅かじりの私としては非常に頭が下がるばかりです。笑
話は置いといて、その記事に載っている秘境駅を全部調べたら、奥大井湖上以外にも、大井川鐵道で2つの駅が紹介されていたようです。土本駅と尾盛駅です。
これは見に行かなくては、と思い、会社の夏休みを使い、静岡県にレンタカーで馳せ参じた訳です。
しかし、今回の旅で非常に頭を悩ませたのは、時間、です。
秘境駅というからには、運行本数が少ないのでは、と思いアプリで調べましたら、なんと井川線は千頭駅~井川駅間で5本、その逆で5本という非常に少ない本数です。今回は熱海のゲストハウスに宿を取っているので、下手をしたらそちらに行けなくなってしまい、ステーション・ビバークという手段を取らざるを得なくなります。
3駅の配置としては、千頭駅を始点として土本駅、奥大井湖上駅、尾盛駅という順番です。これらを如何に効率よく回るか、が今回一駅だけではない秘境駅巡りのポイントになってきます。
更に言うと、新静岡インターで降りて、千頭駅までは下道を5、60キロ程走るのですが、その道のりの半分以上と行っても過言ではない山道。これがネックになってきます。
普段車を運転してても中々通らない山道。千葉県の亀岩の洞窟以来です。でもあちらの方は山道初心者の私としては安心できる山道です。
今回はリアルガチな山道です。車一台だけしか通れず、さらに向こうから車が来たら下がるか止まるかしないと通れない。そしてヘアピンカーブの多さ。急斜面。動物が出てくるかも知らない山道は、神経を削る思いで運転しなくてはなりません。
そんな厳しい山道。行きで走って初めて気づいた事ですが、出来る事なら暗くなる前にクリアしたい。
以上の点を踏まえ、今回は井川駅に近い尾盛駅・奥大井湖上駅・土本駅という順番で回る事にしました。
まず第一弾は、尾盛駅を紹介したいと思います。
電車から降りた時の風景です。物の見事に周りが森というロケーション。まさに大自然に囲まれた駅です。Wikipediaにも載っていますが、この駅は電車でないと行けません。つまり、電車以外の手段でこの駅に到達出来ない、という事です。かつては前駅の接岨峡温泉駅から遊歩道もあったようですが、崩れた箇所が多くなった為に通行不可能となっています。↓の写真からもお分かりになるかと思います。
駅の看板です。
次駅の閑蔵を過ぎると、終点・井川駅になります。
井川線の駅では、井川線とタヌキのおとぎ話が看板で紹介されていまして、その関係か尾盛駅にはタヌキの像が立っていました。ミステリーさに拍車がかかっております。
尾盛駅の時刻表です。↓
千頭駅は始発の9:12に乗りまして、この駅の到着は10:31です。前駅の接岨峡温泉駅始発の電車も9:33にあり、既に井川行きは5本のうち2本が終わっています。笑 また、千頭方面の10:50は不定期運転の為、今回の旅行では運転していません。つまり、最初から10:50はその日運行していない、という事になります。だから千頭方面は4本です。
千頭駅は始発の9:12に乗りまして、この駅の到着は10:31です。前駅の接岨峡温泉駅始発の電車も9:33にあり、既に井川行きは5本のうち2本が終わっています。笑 また、千頭方面の10:50は不定期運転の為、今回の旅行では運転していません。つまり、最初から10:50はその日運行していない、という事になります。だから千頭方面は4本です。
待合室の風景です。↓
写真右側の台に乗っているのは、一体何の骨なんでしょう。模型とかなら怖くは無いのですが、ロケーションがロケーションだけに、リアルで熊に食われた動物の屍が置かれているとしたら…
そして↓は謎の小屋です。
全く使われている気配がない小屋です。ガラスは中に散乱していて、道具も乱雑に置かれておりますので、人の気配など微塵も感じられません。
全く使われている気配がない小屋です。ガラスは中に散乱していて、道具も乱雑に置かれておりますので、人の気配など微塵も感じられません。
そもそも、なぜこのロケーションに駅が配置されたかというと、元々はダム建設関係者の為に多数の小学校や宿舎、病院があり、その為の補償措置として1959年に配置されました。
また、2009年、2010年頃には駅周辺で熊が目撃され、この駅は下車禁止という過去があります。
さらに2009年末から2010年2月までは接岨峡温泉駅から閑蔵駅間で工事が行われ、代行輸送バスが運行されましたが、この尾盛駅周辺には道路が全く存在しないので、工事期間中は実質的に営業休止、となりました。
まさしく今までのところ秘境駅の中では秘境度が高い駅でした。雨がしとしと降っていたのも、今となってはますます秘境度が高くなった要因の一つとも言えます。でも雷が鳴ったのはやりすぎです。笑
取り敢えず第一弾は尾盛駅を紹介しました。
ではまた明日。
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