こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、突然の再会を果たした名久井翔太です。どうぞよろしく。
再会、といっても、旧友に会った、という訳ではございません。笑 (みんな元気かなぁ…)
今日はあるお酒を買いました。↓です。

薬草系のリキュールの王様、
シャルトリューズ・ヴェール、シャルトリューズ・ジョーヌでございます。
実は私はお酒、特に洋酒が好きで、色んなお店、主に某Yで買い漁って来ました。
薬草系のリキュールを集めるのが好きで、カンパリやイェーガーマイスターといったメジャーなものや、はたまた入手が非常に困難なものまで集めていました。
ものによっては同じリキュールで2本目、3本目を買っている物もあります。
その中で、私が一番好きな物で、今回でもう6本目になる物が今回のシャルトリューズです。ヴェール(緑)が4本目、ジョーヌ(黄)が2本目です。
軽く紹介すると、フランス・シャルトリューズ修道院で作られるリキュールで、中性スピリッツに薬草・香草などを配合した物です。使われる素材は130種にのぼるといいます。
実際にお酒を作る過程は民間会社に委託されていますが、肝心の薬草の配合や製法は、3人の修道士に秘密裡に伝わっているといいます。つまり何が使われているかは門外不出、という訳ですね。
1764年に修道院に処方が伝わり、シャルトリューズ・ヴェール(緑)が、1838年にジョーヌ(黄)がそれぞれ誕生しました。
アルコール度数は緑が55度、黄が40度です。味わいは、緑は香草の芳醇な香りとスパイシーさを併せ持ち、黄はハチミツのような甘さが特徴的です。
定番の緑や黄の他に、長期間の樽熟成を経て作られるV. E. P. 、そして原酒に近い甘さ控えめ・ハーブ香とアルコール度数が強いエリキシル・ヴェジタル等の種類があります。
主にスプリング・フィーリング、アラスカなどのカクテルに使われる他、ストレートで少量飲む等、色々な飲み方がありますが、私はシャルトリューズ・トニックが一番好きです。オーセンティックなバーに行けば十中八九置いてあると思われます。
そんなシャルトリューズと何故再会、となったのか。
実は2023年末ぐらいから品薄状態になり、ついにはお店から姿を消す事となりました。
その訳は需要と供給が追いつかない事というらしいです。
世界中のバーで人気を誇るシャルトリューズですが、環境への配慮などで2019年頃に生産を制限していました。そして翌年にはコロナ禍になり、宅飲みブームもあってか、私含めた宅飲みの人間にも人気が高いリキュールになりました。
その結果、供給過多で品薄状態になっていきました。
ネットでも買えますが、プレミア価格といっても過言ではないほどに高騰しています。
シャルトリューズ好きの私としては、このままシャルトリューズが世界から姿を消してしまうのか、と不安の日々を過ごしていました。
ところが、今回都内某所の某Yに行きましたら、陳列棚に普通に並んで売られているではありませんか!
その衝撃はまるで、街中を歩いていたら、旧友を見かけて驚くような感覚でした。
私は、一も二も無く、緑と黄をそれぞれ買いました。
価格は、どちらも¥4980(税抜)でした。ちなみに2、3年前ぐらいは税込¥4000以内で買えました。
半プレミアみたいな価格になってしまいましたが、それでも買えたのは凄く嬉しかったです。
という訳で、今回はあるお酒との感動の再会を果たした、というお話でした。
では、今日の洋楽和訳のコーナーです。
今日の洋楽
今日はニール・ヤングでアフター・ザ・ゴールド・ラッシュです。
ニール・ヤング作曲です。1970年のアルバム『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』収録曲です。
発売当初、ニールはこの歌が何をテーマにして歌っているのか分からない、とコメントしていました。ドリー・パートンが後年この曲をカバーして、ドリーがこの歌の意味をニールに電話で尋ねても「分からない」と言っていた、と言っています。
後にニールはこの歌を「環境について歌った歌だ」とコメントしています。
中世の祝いを歌った過去、焼け焦げた地下室に横たわる歌手を歌った現在、地球を捨てて新たな星に向かう選ばれた人々を歌った未来、という三部構成になっています。
この地球で何が起こっているのかを示唆しているように思えます。
では和訳です。
Well, I dreamed I saw the knights in armor coming,
Saying something about a queen.
There were peasants singing and drummers drumming,
And the archer split the tree.
夢で鎧を纏った騎士たちが来て、
女王の事を話してたんだ。
そこでは農家が歌って、鼓手が太鼓を打って、
射手が木々を二つに分けた。
There was a fanfare blowing to the sun
That was floating on the breeze.
派手な音は太陽に向かって鳴らされた、
そよ風の中を漂いながら。
Look at Mother Nature on the run
In the nineteen seventies.
Look at Mother Nature on the run
In the nineteen seventies.
1970年代に、
母なる自然が逃げるのを見てごらん。
1970年代に、
母なる自然が逃げるのを見てごらん。
I was lying in a burned out basement
With the full moon in my eyes.
I was hoping for replacement
When the sun burst through the sky.
俺は焼け焦げた地下室に横たわってた、
瞳に満月を携えて。
俺は交代される事を望んでた、
空から太陽が弾ける時。
There was a band playing in my head,
And I felt like getting high.
頭の中でバンドが演奏して、
気分が高揚するのを感じた。
I was thinking about what a friend had said.
I was hoping it was a lie.
Thinking about what a friend had said.
I was hoping it was a lie.
友達が言った事を考えてた、
それが嘘であって欲しいと思った。
友達が言った事を考えてた、
それが嘘であって欲しいと思った。
Well, I dreamed I saw the silver space ships flying
In the yellow haze of the sun.
There were children crying and colors flying
All around the chosen ones.
夢で銀の宇宙船が飛ぶのを見たんだ、
太陽の黄色いモヤの中で。
そこでは子供達が泣いて、色が飛んでいた、
選ばれた者達の周りで。
All in a dream, all in a dream
The loading had begun.
全ては夢の中で、全ては夢の中で、
積み込みが始まったんだ。
Flying Mother Nature's silver seed to a new home in the sun.
Flying Mother Nature's silver seed to a new home.
飛んでいる母なる自然の銀の種が、太陽の新居に放たれる。
飛んでいる母なる自然の銀の種が、新居に放たれる。
こんな感じです。
あなたのお名前何ァんて由来のコーナー、今回はNeil Percival YoungのNeilを紹介します。
Neil
アイルランド語Niallから来ているが、由来はいくつかある。
①「激怒」「情熱」を意味するケルト語nitu
②「英雄」「チャンピオン」を意味する古アイルランド語Nia
古代アイルランドの王で、多数の人質をとって支配したニール王が由来で、アイルランド、スコットランドから広まっている。
という事で、Neilと名付けられたこの方には、「情熱のある英雄みたいな人になって欲しい」という願いが込められているのかもしれません。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。X(旧Twitter)も宜しくお願い致します。IDとかは上に書いてます。
ではまた。
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