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2018年12月7日金曜日

Bob Dylan - Duquesne whistle

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はボブ・ディランでデューケイン・ホイッスルという歌です。

https://youtu.be/mns9VeRguys

ボブ・ディラン、ロバート・ハンター作曲です。2012年のアルバム『テンペスト』収録曲です。ロバート・ハンターはグレイトフル・デッドのメンバーでした。

この歌は、今年のフジロックでボブ・ディランのステージを見るまで全く知りませんでした。16曲演奏して、半分以上は歌詞を聞いただけで曲名が分かりましたが、何曲かは知らない歌でした。

そして後でセットリストを載せてあるサイトがあり、それで確認しました。その何曲かは知らない歌の一つが今回紹介する「デューケイン・ホイッスル」です。

デューケインとは、アメリカの中にいくつかありますが、ここではペンシルベニア鉄道の列車がデューケイン号と言います。

そしてデューケイン号という列車の汽笛が聞こえる、という歌です。

曲を聴いて、昔の列車ソングと同じスタイルだ、と思いました。

列車ソングというのは、ドラムをブラシで叩いて、列車のガタンゴトンという音を表現している、軽快な歌です。この列車ソングという名前は私がつけたものです。正しい名前は他にもにあると思います。笑

では和訳です。

Listen to that Duquesne whistle blowing
Blowing like it's gonna sweep my world away
I wanna stop at Carbondale and keep on going
That Duquesne train gon' rock me night and day

デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
俺の世界を破壊するみたいだ。
カーボンデールで降りて、進みたいんだ、
デューケイン号は俺を一日中揺さぶるんだ。

You say I'm a gambler, you say I'm a pimp
But I ain't neither one
Listen to that Duquesne whistle blowing
Sounding like it's on a final run

お前は俺をギャンブラーとも、ポン引きとも言うけど、
俺はどれでも無いんだ。
デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
最後の走りみたいになるんだ。

Listen to that Duquesne whistle blowing
Blowing like she never blowed before
Little light blinking, red light glowing
Blowing like she's at my chamber door

デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
今まで彼女が鳴いた事無いくらいに鳴くんだ。
小さい明かりが一瞬付いて、赤い明かりが付く。
彼女が俺の機械室のドアに居るみたいだ。

You smiling through the fence at me
Just like you always smiled before
Listen to that Duquesne whistle blowing
Blowing like she ain't gon' blow no more

柵を通して俺に微笑んで居る、
いつも笑ってたみたいに。
デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
もう鳴かないって決めたみたいに鳴いている。

Can't you hear that Duquesne whistle blowing?
Blowing like the sky's gonna blow apart
You're the only thing alive that keeps me going
You're like a time bomb in my heart

デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
空を切り裂くみたいだ。
お前は、俺を進ませるための唯一の存在だ。
お前は、俺の心の中の時限爆弾みたいな奴だ。

I can hear a sweet voice steadily calling
Must be the mother of our Lord
Listen to that Duquesne whistle blowing
Blowing like my woman's on board

いつも甘い声で俺を呼ぶのが聞こえる、
俺たちの神様の母が言ってるみたいだ。
デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
俺の女が列車に乗ってるみたいだ。

Listen to that Duquesne whistle blowing
Blowing like it's gon' blow my blues away
You old rascal, I know exactly where you're going
I'll lead you there myself at the break of day

デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
俺のブルースを吹き飛ばすみたいだ。
このならず者、お前がどこに行くのか分かるんだよ、
日の出と共に、俺がそこに連れて行くぜ。

I wake up every morning with that woman in my bed
Everybody telling me she's gone to my head
Listen to that Duquesne whistle blowing
Blowing like it's gon' kill me dead

俺は女とベッドで毎朝起きる、
みんな、彼女が俺を酔わせるって言う。
デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
俺を殺すみたいに鳴いている。

Can't you hear that Duquesne whistle blowing?
Blowing through another no good town
The lights of my native land are glowing
I wonder if they'll know me next time 'round

デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
他の悪い町で鳴いているぜ。
俺の祖国の明かりが明るくなっていく。
今度こそ俺の存在を知られるのか不思議だ。

I wonder if that old oak tree's still standing
That old oak tree, the one we used to climb
Listen to that Duquesne whistle blowing
Blowing like she's blowing right on time

あの樫の木がまだ生えているのか不思議だ、
俺たちがよく登ってたあの樫の木。
デューケイン号の汽笛を聞きなよ、
すぐに彼女が鳴くみたいだ。

こんな感じです。

列車の汽笛に、色んな事を重ねる歌です。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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