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2022年2月27日日曜日

The Band - Hobo jungle

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はザ・バンドでホーボー・ジャングルです。




ロビー・ロバートソン作曲です。1975年のアルバム『南十字星』収録曲です。リードボーカルはリチャード・マニュエルです。

ホーボーは職につきながら家を持たず渡り歩く労働者の事を指します。

ホーボーの老人の死を歌った歌です。その老人のために葬儀が開かれたばかりか、恋人がいてその場をいつまでも離れる事なく故人を偲んでいます。

では和訳です。

There was a chill that night in the hobo jungle 

Over the train yard lay a smooth coat of frost

And although nobody here really knows where they're goin'

At the very same time nobody's lost


あの夜、スラム街は厳しい寒さだった、

車両基地の上に雪が積もった。

ここに居た者はどこへ消えたか分からず、

それでもまた誰も消えてなどいなかった。


Then the fire went out and the night grew still

This old man lay frozen on the cold, cold ground

He was a stray bird and the road was his callin'

Ridin' the rods

Sleepin' under the stars

Playin' the harp from a rollin' box car


そして火が消え、夜は一層静かになった。

この老人は凍えて地面に横たわっていた。

迷い鳥と、道路は彼をこう呼んだのさ。

枝から枝へ飛び移り、

星の下で眠りにつき、

トラック走る道路からハープを吹くのさ。


She attended the fun'ral in the hobo jungle

Long were they lovers though never could they wed

Drifters and rounders, oooh, and distant friends

Here I lie without anger or regret

I'm in no one's debt


スラム街での葬儀に、彼女は参列した。

長年連れ添っていたが、ついに結ばれる事は無かった。

流れ者や飲んだくれ、遠方の友人も来た。

俺には怒りも後悔も無い、

誰かの借りも無いからな。


Man goes nowhere

Ev'rything comes like tomorrow

But she took that last ride there by his side

He spent his whole life pursuing the horizon

Ridin' the rods

Sleepin' under the stars

Playin' the harp from a rollin' box car


男どもはどこへも行かなかった、

明日になればまたいつもの日が来るのさ、

だが恋人はそいつの側を離れようとしなかった。

彼は地平線求めて、その生涯を費やしたのさ。

枝から枝へ飛び移り、

星の下で眠りにつき、

トラック走る道路からハープを吹くのさ。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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