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2023年1月1日日曜日

Gilbert O’Sullivan - Clair

あけましておめでとうございます。今年も古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今年も残す所後364日となりました。皆様方、暮れのご用意はお済みでしょうか?なんつって。笑

今年は新しいアーティストをたくさん紹介する、と去年最後の更新で書きましたが、新年早々その足掛かりとなりそうです。

その理由は、洋楽和訳のコーナーをご覧下さい。

今日の洋楽

人名ソング特集その8の今日は、ギルバート・オサリバンでクレアです。ギルバート・オサリバンはこのブログ初です。



ギルバート・オサリバン作曲です。1972年のシングルで、イギリスのチャートで1位を記録しました。

ギルバート・オサリヴァンこと、レイモンド・エドワード・オサリヴァン(Raymond Edward O’Sullivan)は1946年12月1日、アイルランドのウォーターフォード出身のシンガーソングライターです。芸名の由来は、大昔のイギリスのオペラ作家コンビ、ギルバート・アンド・サリヴァン(William S. Gilbert and Arthur Sullivan)から来ています。

「アローン・アゲイン」「ゲット・ダウン」、そして今回の「クレア」等多数のヒット曲を出しています。今も現役で活動しており、公式YouTubeで最近アップロードされたChristmas songの動画が2週間で3万回再生を記録しています。

幼い頃両親の仕事の都合でイギリスのスウィンドンに移り、ピアノを習い始めました。大学で結成されたバンドでは、ギルバートはドラムスを担当しました。

見た目をキャッチーにしようと、半ズボンや短めのマッシュルームカット、帽子を被るといった昔の少年のような出立ちで1967年にシングル「ディスアピア」でレコードデビューを果たします。しかし、ヒット作が中々出ません。

1970年にゴードン・ミルズのプロデュースで「ナッシング・ライムド」が8位を記録してからはヒット作の連発です。1972年には大ヒット曲「アローン・アゲイン」を送り込み、その後も「クレア」「ゲット・ダウン」「ウー・ベイビー」などをヒットさせます。

プロデューサーのゴードン・ミルズとは家族ぐるみの付き合いでしたが、音楽性の違いやロイヤリティの支払い等が原因で関係が悪化し、遂には裁判を起こしてしまいます。結果的にはギルバートの勝利に終わりますが、裁判が長引いた事による音楽活動の停滞や人間不信によって人里離れた島に移り住みます。そこでも曲を作っていましたが1989年に活動を再開させます。

2008年にはイギリスでの大規模な音楽フェス、グラストンベリー・フェスティバルに出演します。コンスタントに発売され、2022年には最新アルバム『ドリヴン』をイギリスのアルバムチャート26位に送り込みます。

今回のクレアは、家族ぐるみの付き合いだったゴードン・ミルズの末娘の事を歌った歌です。歌詞に出てくるレイおじさんは、ギルバート・オサリヴァンの事です。(なぜレイなのかの答えは上に書いています。)

では和訳です。

Clair

The moment I met you, I swear

I felt as if something, somewhere

Had happened to me

Which I couldn't see


クレア、

誓うよ、君と会った瞬間に、

僕の知らない所で、

何処かで何かが起きた気がしたんだ。


And then

The moment I met you again

I knew in my heart that we were friends

It had to be so

It couldn't be no


そして、

君とまた会った瞬間に、

僕の心が気づいたんだ、僕らは友達だって、

そうなるべきだって。

間違うはずが無いんだ。


But try 

As hard as I might do, I don't know why

You get to me in a way I can't describe

Words mean so little when you look up and smile

I don't care what people say, to me you're more than a child

Oh, Clair

Clair


でもどれだけ頑張っても、

何故か君の事を考えてしまう。

説明出来ないけど。

君が見上げて笑う時、言葉なんて意味を成さないのさ。

人がどう言おうと関係無い、

僕にとって君は子供以上の存在なんだ。

クレア。


Clair

If ever a moment so rare 

Was captured for all to compare

That moment is you 

In all that you do


クレア、

もし全ての瞬間を集めたとして、

他と比べられないくらい貴重な瞬間があるとしたら、

その瞬間は君なんだ、

君の成す事全てなんだ。


But why

In spite of our age difference do I cry

Each time I leave you I feel I could die

Nothing means more to me than hearing you say

"I'm going to marry you, will you marry me, Uncle Ray?" 

Oh, Clair

Clair


でもどうしてだろう、

年齢離れてるのにどうして僕は泣くんだろう?

君を置いて行く度に、僕は死んでしまいたい気分になるんだ。

「貴方と結婚します、私と結婚してくれますか?

レイおじさん。」

ああ、クレア。


Clair

I've told you before, don't you dare

Get back into bed

Can't you see that it's late

No you can't have a drink

Oh all right then, but wait just a bit


クレア、

言ったでしょ、もうダメだって、

そろそろ寝なさい。

もう夜遅いんだよ。

ジュースはもうダメだよ、

分かったよ、でもちょっとだけだよ?


While I, in an effort to babysit

Catch of my breath what there is left of it

You can be murder at this hour of the day

But in the morning this hour will seem a lifetime away

Oh, Clair 

Clair

Oh, Clair


子守をしようとして息を整えて、

後しなきゃいけないのは何だったっけ?

さあ、やっかいな時間がやってきた、

でも朝になれば、これが永遠の物に思えるんだ。

ああ、クレア。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

最後になりましたが、本年も、音楽文章ラジオをどうぞ宜しくお願い致します。

ではまた。

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