このブログを検索

2025年2月27日木曜日

Joni Mitchell - A strange boy

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早いもので、明日で2月が終わります。

私の方は、というと、3月末にライブが決まりました。そして12月(!)も決まりそうです。

いまからどんなのを歌おうか楽しみです。

では、今日の洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はジョニ・ミッチェルでア・ストレンジ・ボーイです。




ジョニ・ミッチェル作曲です。1976年のアルバム『逃避行』収録曲です。

子供っぽいけど独特の魅力に惹かれている、でも彼の子供っぽさに苛立ちも覚える彼女の葛藤の歌です。

では和訳です。

A strange boy is weaving

A course of grace and havoc

On a yellow skateboard

Thru midday sidewalk traffic

Just when I think he's foolish and childish

And I want him to be manly

I catch my fool and my child

Needing love and understanding


風変わりな少年は編んでいる、

黄色のスケートボードに、

優雅と混沌を刻んでいる。

歩道で、一日中ずっと。

彼が浅はかで幼いと考えてた時、

そして彼に男らしくあって欲しいと思ってた時、

私は自分の愚かさと子供っぽさを知った、

愛を必要として、理解しようとしていた事を。


What a strange, strange boy

He still lives with his family

Even the war and the navy

couldn't bring him to maturity


何て変わった少年でしょう、

彼はまだ家族と暮らしてる。

戦争や海軍でさえ、

彼を大人には出来なかった。


He keeps referring back to school days

And clinging to his child

Fidgeting and bullied

His crazy wisdom holding onto something wild

He asked me to be patient

Well I failed

"Grow up!" I cried

And as the smoke was clearing he said

"Give me one good reason why!"


彼は学校での日々をよく言及している、

彼は子供の頃の落ち着きのなさといじめに固執していた。

彼の狂った知恵は、何か強烈な物を掴んで離さなかった。

彼は私に我慢してと言った。

でも私は失敗して、

「大人になって」と叫んだ。

そして煙が晴れると彼は言った、

「しなきゃなんないそれなりの理由を教えてよ」、と。


What a strange, strange boy

He sees the cars as sets of waves

Sequences of mass and space

He sees the damage in my face 


なんて変わってる少年でしょう、

車を寄せて返す波と捉えて、

質量と空間の連続と捉えてる。

彼は私の顔の傷を見ている。


We got high on travel

And we got drunk on alcohol

And on love the strongest poison and medicine of all

See how that feeling comes and goes

Like the pull of moon on tides

Now I am surf rising

Now parched ribs of sand at his side


旅行に夢中になって、

酒を飲んで酔っ払って、

一番強い毒や薬を飲んで酔っ払った。

そんな気持ちが行ったり来たりする様を見てて、

潮の流れが月で変わるみたいよ。

今、私はサーフィンしている、

彼の脇腹には、乾いた砂の肋骨がある。


What a strange, strange boy

I gave him clothes and jewelry

I gave him my warm body

I gave him power over me


なんて風変わりな少年でしょう。

私は彼に服や宝石を、

私の温かい体を、

私の力を与えたのよ。


A thousand glass eyes were staring

In a cellar full of antique dolls

I found an old piano

And sweet chords rose up in waxed New England halls

While the boarders were snoring

Under crisp white sheets of curfew

We were newly lovers then

We were fire in the stiff blue-haired house rules


たくさんのガラスの目が見つめている、

古風な人形で満たされた棚を。

古いピアノを見つけた、

そしてワックスがけされたニューイングランドのホールに甘い和音が響く。

外出禁止令が出ている中白いピンとしたシーツにくるまって、

寮生がいびきをかいて寝ている間、

私達はその時恋人になりたてだった、

私達は厳格な青髪の家のルールに熱中していた。


こんな感じです。

さて、あなたのお名前何ァんて由来のコーナーです。

今回はJoni Mitchellの本名Roberta Joan AndersonのJoanを紹介します。(Robertaの由来は最近のボブ・ディランの投稿をご覧下さい。)

Joan

Johanneに由来するJoanneの愛称。Johanneはギリシャ語の名前Ioannaから来ており、「神は慈悲深い」という意味を持つ。


という事で、早速ミドルネームの紹介になりましたが、Joanをミドルネームにつけられたこの方には「慈悲深い神様のご加護がありますように」という願いが込められているのかもしれません。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。X(旧Twitter)も宜しくお願い致します。IDとかは上に書いてます。

ではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿