何の気なしにPPMの「パフ・ザ・マジック・ドラゴン」を弾いていました。
この曲はイ長調 (Aメジャー)の曲ですが、これも何の気なしにニ長調 (Dメジャー)にキーを上げて歌ったら「ん⁈」となりました。「おかしいなぁ、どこかで聴いたことがあるメロディだな」と思いました。
スウィンギング・ブルー・ジーンズというバンドの大ヒット曲「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」のB面「ナウ・アイ・マスト・ゴー」と似ている事に気付きました。
歌詞の一節を使って解説をしていきます。
A C#m D A
Puff, the magic dragon lived by the sea
D A B
And frolicked in the autumn mist in a land
E
called Honah Lee,
A C#m D A
Little Jackie paper loved that rascal puff,
Little Jackie paper loved that rascal puff,
D A
And brought him strings and sealing wax
And brought him strings and sealing wax
B E A
and other fancy stuff
続いてSBJのナウ・アイ・マスト・ゴーです。
D F#m
I'm going away to find true love
G D
I'll try my life just wherever I go
G D
I'm leaving you behind me
E A
You'll never know where to find me
D F#m
One day you'll find that you'll find me
G D
Like I needed you so
G D
So go ahead and cry your eyes out
G A D
You hurt me and now I must go
こんな感じです。
どちらかの曲に合わせてキーを上げ下げすればコード進行が合います。
同じような理論で、ビートルズの「レット・イット・ビー」とディズニーの「レット・イット・ゴー」もコード進行は同じです。
今日もちょっと音楽評論的な事を申しまして…
こういう事を調べるのは野暮ってえもんですが、意外と面白いですよ。
では後半の洋楽和訳のコーナーです。
今日の洋楽
今日はアニマルズの悲しき願いです。
アニマルズはブリティッシュ・インヴェイジョン勢のバンドの中でも、知名度が高いバンドです。「朝日の当たる家」、「孤独の叫び」、「朝日の無い街」、「ベイビー・レット・ミー・テイク・ユー・ホーム」等たくさんのヒット曲をイギリス内外問わず出してます。
メンバーは以下の通りです。
• エリック・バードン (Eric Burdon, vocal)
•ヒルトン・バレンタイン (Hilton Valentine, guitar)
•チャス・チャンドラー (Chas Chandler, bass)
•アラン・プライス (Alan Price, organ)
•ジョン・スティール (John Steel, drums)
1963年にイングランド北東部のニューカッスルという所で以上のメンバーで結成されたバンドです。
ジャンル的にはR&Bに入りますが、アルバムに収録する曲はジョン・リー・フッカーやチャック・ベリー、レイ・チャールズ、ジミー・リードなどのブルース系ミュージシャンの曲をカバーする事が多いです。
1968年に日本でコンサートがあるってんで来てみたらヤクザのプロモーターに脅されて帰国する羽目になり、成田空港に着いてエリック・バードンが「解散してやる」と宣言したためそのまま解散と相成りました。
日本のグループサウンズにも影響を与えており、特にスパイダースは公式な音源では5曲もカバーしています。
68年以前にも日本でコンサートをするために来て、その前座でスパイダースが演奏する事になりましたが、その前座で本家アニマルズがやる予定だった「ブーム・ブーム」をやって、エリックが出番かと思って間違って出そうになって、それでスパイダースが怒られたという逸話もあるぐらいですね。まだ出かけて引っ込んだから良いものの、本当に出ちゃったら「お呼びでない?お呼びでない。こりゃまた失礼しました」てなりますね。
さて、今回の「悲しき願い」ですが、日本でも尾藤イサオさんのカバーでもお馴染みのナンバーです。なんでもイントロのギターが日本っぽい音がするんだそうです。
この曲はニーナ・シモンという女性ピアニスト兼シンガーの曲で、オリジナルはソウルたっぷりに感情込めて歌っています。
アニマルズのアレンジは凄く馴染みやすく仕上げています。
では和訳です。
Baby, do you understand me now
Sometimes I feel a little mad
But don't you know that no one alive
Can always be an angel
When things go wrong I seem to be bad
ベイビー、俺の事を理解してるのかい?
俺は時々狂っちまうんだ。
生きてる奴が天使にはなれないのを知ってるのかい?
物事がうまく進まなきゃ、俺は落ち込むけど。
But I'm just a soul whose intentions are good
Oh Lord, please don't let me be misunderstood
俺の心は君だけに向けられてるんだ。
だから、神よ、俺を誤解しないでくれ。
Baby, sometimes I'm so carefree
With a joy that's hard to hide
And sometimes it seems that all I have do is worry
Then you're bound to see my other side
俺は時々のんきになれるんだ。
喜びを周りに振りまいてるから。
時々俺は心配ばかりして胸が痛むんだ。
そして君は俺の内面を見ることになる。
But I'm just a soul whose intentions are good
Oh Lord, please don't let me be misunderstood
だけど俺の心は君だけに向けられてるんだ。
だから、神よ、俺を誤解しないでくれ。
If I seem edgy I want you to know
That I never mean to take it out on you
Life has it's problems and I get my share
And that's one thing I never meant to do
Because I love you
俺がひどく腹が立っていたとしても、
君が原因なんかじゃないんだ。
俺の人生問題だらけ、でも俺はそれを受け入れる。
それを投げ出したりなんかしないよ。
だって君を愛してるから。
Oh, Oh baby don't you know I'm human
Have thoughts like any other one
Sometimes I find myself long regretting
Some foolish thing some little simple thing I've done
俺は他の人みたいに、
考えを持ってる人間なんだよ。
俺はひどく後悔で落ち込むんだ。
バカな事や、自分がしてきた事の小ささに。
But I'm just a soul whose intentions are good
Oh Lord, please don't let me be misunderstood
だけど俺の心は君だけに向けられてるんだ。
だから、神よ、俺を誤解しないでくれ。
こんな感じです。
彼女に辛くあたって、それを弁解する男の歌です。
今日も長話になった所でお別れです。
ではまた。
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