早速、洋楽和訳のコーナーです。
今日の洋楽
今日はハンク・ウィリアムスで「この世を生きて出られない」です。
ハンク・ウィリアムスの生前に出した最後のシングルです。リリースが1952年11月。その2ヶ月後にハンクは亡くなっています。
では和訳です。
Now you're lookin' at a man that's gettin' kind-a mad
I had lot's of luck but it's all been bad
No matter how I struggle and strive
I'll never get out of this world alive
怒り始めてる男を見ただろう。
俺は強運の持ち主だったがツキに見放された。
俺がどうあがいたって、
俺はこの世を生きて出られないのさ。
My fishin' pole's broke the creek is full of sand
My woman run away with another man
No matter how I struggle and strive
I'll never get out of this world alive
釣竿は折れて川は干上がった。
俺の女は他の男と出て行ったのさ。
俺がどうあがいたって、
俺はこの世を生きて出られないのさ。
A distant uncle passed away and left me quite a batch
And I was livin'g high until that fatal day
A lawyer proved I wasn't born
I was only hatched
遠いところに住む叔父は金を残して逝っちまった。
金には困らなかったがある日、
弁護士が俺はこの家の者ではないと言い、
俺はハメられたんだ。
Ev'rything's again' me and it's got me down
If I jumped in the river I would prob'ly drown
No matter how I struggle and strive
I'll never get out of this world alive
みんな俺の敵、参っちまうぜ。
川に飛び込んだら確実に溺れるだろう。
俺がどうあがいたって、
俺はこの世を生きて出られないのさ。
These shabby shoes I'm wearin' all the time
Are full of holes and nails
And brother if I stepped on a worn out dime
I bet a nickel I could tell you if it was heads or tails
いつものこの履き古した靴は、
穴と切れた爪でいっぱいさ。
兄弟、俺がこの擦り切れた10セントを踏んだら、
5セントを賭けて、表か裏か言えるだろう。
I'm not gonna worry wrinkles in my brow
'Cause nothin's ever gonna be alright nohow
No matter how I struggle and strive
I'll never get out of this world alive
額のしわなんて気にしないさ。
状況が良くなることなんざ絶対に無いさ。
俺がどうあがいたって、
俺は生きてこの世を出られないのさ。
こんな感じです。
ツキの無い自分自身の皮肉の歌です。
「この世を生きて出られない」。最後のシングル。偶然であったとしても考えさせられるものがあります。
今日はこの辺でお時間です。
ではまた。
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