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2018年8月14日火曜日

Hank Snow - Nobody’s child

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はハンク・スノウでノーバディーズ・チャイルドです。



サイ・コーベン、メル・フォーリー作曲です。1949年のシングルです。

この歌はカバーが多く、1956年にスキッフルの王者ロニー・ドネガンが取り上げ、その影響でトニー・シェリダン&ビート・ブラザーズ(後のビートルズ)、カレン・ヤング、ビリー・フューリー、トラヴェリング・ウィルベリーズらがカバーしています。

特にカレン・ヤングの1969年のカバーはイギリスのチャートで6位を記録しました。

さて、タイトルをご覧になると分かりますが、直訳すれば「誰のものでもない子供」=「孤児」となりますが…

どんな歌なのか和訳をご覧下さい。

I was slowly passing an orphan's home one day

And stopped there for a moment, just to watch the children play

Alone a boy was standing and when I asked him why

He turned with eyes that could not see and he began to cry


俺はある日孤児院の前をゆっくり通り過ぎて、

子供達が遊ぶのを見るために少し止まった。

1人の少年が立っていた。どうして1人でいるのか聞いた。

見えない目でこちらを見て、泣き出した。


I'm nobody's child I'm nobody's child

I'm like a flower just growing wild

No mommy's kisses and no daddy's smiles

Nobody wants me I'm nobody's child


「僕は誰の子供でもない。

僕はただ育つ花のようなんだ。

お母さんのキスもないし、お父さんの微笑みも無い。

誰も僕を欲しがらない、誰の子供でもないんだ。」


People come for children and take them for their own

But they all seem to pass me by and I am left alone

I know they'd like to take me but when they see I'm blind

They always take some other child and I am left behind


「他の人は子供達を引き取ろうと孤児院に来る。

でもいつも僕を無視して、僕は1人でいるのさ。

他の人が僕を引き取ろうとしてるけど、僕が目が見えないって分かった途端、

他の子供を連れて行くんだ、僕は一人残されているのさ。」


No mother's arms to hold me or soothe me when I cry

Sometimes it gets so lonely here I wish that I could die

I'd walk the streets of heaven where all the blind can see

And just like all the other kids there'd be a home for me


「僕を抱きしめてくれたり、慰めてくれるお母さんの腕が無いんだ。

ここですごく寂しくなって、時々死にたいって思うんだ。

目が見えない人が見える天国の通りを歩くんだ。

他の子供みたいに、そこにも僕の家があると思うんだ。」


I just can't seem to figure out why the folks all pass me by

Cause I know that it's true that God takes little blind children with him in the sky

And they tell me that I'm oh so pretty and they seem to like my big curls of gold

But then they take some other little child and I'm left here all alone 


「どうして他の人達が僕を無視するのか分からない。

神様が空に目の見えない子供達を天国に連れて行くのって、本当なんだ。

僕の事を可愛いって言ってくれるし、僕の金色のカールも気に入ってくれてる。

でも他の子供を連れて行くんだ、僕は1人なんだ。」


I'm nobody's child I'm nobody's child

I'm like a flower just growing wild

No mommy's kisses and no daddy's smiles

Nobody wants me I'm nobody's child


「僕は誰の子供でもない。

僕はただ育つ花のようなんだ。

お母さんのキスもないし、お父さんの微笑みも無い。

誰も僕を欲しがらない、誰の子供でもないんだ。」


こんな感じです。


盲目の孤児の寂しさを綴った歌です。


切ない歌というのは大昔からあるものですね。


今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。


ではまた。

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