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2017年2月15日水曜日

Little Richard - He's not just a soldier

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はリトル・リチャードで「戦場に日は落ちて」という歌です。




ウィリアム・ピット、リトル・リチャード本人の作曲です。

この歌は1961年のシングルですが、実は日本だけしか売れていないんですね。日本では、九ちゃんこと坂本九さんが、上の邦題で、日本語詞でもってカバーしています。YouTubeにも坂本九さんのバージョンがあるので、チェックしてみてください。

1959年のシングル「アイ・ガット・イット」から1964年のシングル「バマ・ラマ・バマ・ルー」までの間は、リトル・リチャードはロックではなくゴスペルシンガーでした。1957年頃、オーストラリアのライブのため飛行機に乗っていましたが、その飛行機が墜落しそうになり、リトル・リチャードは「神よ私をお助け下さい、その代わりに私はロックンロールを辞めます」と祈ったそうです。結果飛行機は無事着陸し、九死に一生を得たリチャードは宣言通り、しばらくロックンロールを引退し、ゴスペルに傾倒します。

そんなリチャード・ウェイン・ペニマンがロックンロールに復帰するきっかけは、サム・クックと一緒にイギリスツアーに行った時の事でした。サム・クックの歓声を聞いたリチャードは、生来のロッカーの血が騒ぎ、突如ステージに立ってお馴染み「のっぽのサリー」を唄いだしました。そしたら観客が大盛り上がり。そしてリトル・リチャードは、見事ロッカーに復帰して、2015年の引退まで現役で活躍していました。

では和訳です。

Hup two, hup two, hup two, three, four...

He's not just a soldier, in a battle uniform
He's not just a soldier, he's somebody's son
He's heart maybe hardened, for the things he has done
He's not just a soldier, he's somebody's son

彼はただの兵士ではない、戦闘服に身を包んでも。
彼はただの兵士ではない、彼は誰かの息子。
彼の心は無情になるだろう、彼のした事のために。
彼はただの兵士ではない、彼は誰かの息子。

He's not just a soldier, he's somebody's love
He's not just a soldier, he's somebody's prayer
And many are praying, on the shores back home
Father soldier that is marching, in a battle uniform

彼はただの兵士ではない、彼は誰かの恋人。
彼はただの兵士ではない、彼は誰かの祈り。
たくさんの人は祈っている、浜辺の故郷で。
老兵は行進をしている、戦闘服に身を包み。

God has an army, that is still marching on
He's calling for soldiers, oh why don't you come?
And fight against evil, 'till the victory is won
He's not just a soldier, but one of God's sons

神は軍隊を率いている、まだ行進をしている。
彼は兵士を呼んでいる、君も一緒に来ないか?
悪魔と闘うんだ、勝つまで。
彼はただの兵士ではない、彼は神の子の一人だ。

Hup two, hup two, hup two, three, four...

こんな感じです。

兵士はただの兵士ではない。親もいるし恋人もいるんだ、という歌です。

Hup twoは、何となく分かると思いますが、英語では軍隊の行進はこういう風に言います。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメントお願いします。

ではまた。

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