デイヴ・ダドリーこと、デイヴィッド・ダーウィン・ペドルースカ(David Darwin Pedruska)は1928年5月3日、ウィスコンシン州スペンサー生まれのカントリーシンガーです。
代表曲「シックス・デイズ・オン・ザ・ロード」を始め、トラック運転手の内情を歌った歌を数多く出しています。
セミプロの野球選手として活動していましたが、腕の負傷でカントリー・シンガーに転向しました。1959年にナショナル・レコーディング・コーポレーションからシングル「ホエアズ・ゼアズ・ア・ウィル」でデビューします。
その後ゴールデン・レコーズに移籍し、1963年に「シックス・デイズ・オン・ザ・ロード」がカントリーチャート2位を記録し、100万枚を売り上げ、ゴールド・ディスクに輝きました。
マーキュリー・レコードに移ってもなお、デイヴ・ダドリーはシングルを、チャート上位に送り続ける活躍を見せました。
精力的にコンサートにも出て、ヨーロッパでも人気を得ましたが、2003年12月22日に、心臓発作の為75歳で亡くなりました。
この歌は元バーズのクリス・ヒルマン、マイケル・クラーク、グラム・パーソンズらが在籍していたフライング・ブリトー・ブラザーズのバージョンで知りました。テレビ出演の映像がありましてそれを観ましたが、初期のカントリーロックに見られる荒削りな部分がたまらなく魅力的です。
では和訳です。
Well, I pulled out of Pittsburgh, a-rolling down that Eastern Seaboard
I got my diesel wound up and she's a-running like a-never before
There's a speed zone ahead, but all right
I don't see a cop in sight
Six days on the road and I'm a-gonna make it home tonight
ピッツバーグを出て、東の海岸沿いを走ってる。
このディーゼルを巻き上げたぜ、見た事ない走りしてくれるぜ。
速度制限に入ったが、大丈夫さ、サツなんていないから。
俺は6日も走ってる、今夜家に着いてやる。
I got me ten forward gears and a georgia overdrive
I'm taking little white pills and my eyes are opened wide
I just passed a Jimmy in a white
I been a-passing everything in sight
Six days on the road and I'm a-gonna make it home tonight
10もギアを上げて、ジョージアなんかオーバードライブですっ飛ばしたさ。
白い薬も飲んで、目を大きく開けてるぜ。
ホワイトのジミーも抜いた。
視界に入ったものは追い抜いてやったぜ。
俺は6日も走ってる、今夜家に着いてやる。
Well, it seems like some month since I kissed my baby goodbye
I could have a lot of women but I'm not a-like a-some other guys
I could find one to hold me tight
But I could never make believe it's all right
Six days on the road and I'm a-gonna make it home tonight
俺のベイビーにサヨナラのキスをして1ヶ月か。
色んな女をモノにもできるが、俺はそんな男じゃない。
誰かと寝る事も出来る、
でもそれで大丈夫には出来ないぜ。
俺は6日も走ってる、今夜家に着いてやる。
I.C.C. is a-checking on down the line
Well, I'm a little overweight and my log book's way behind
But nothing bothers me tonight
I can dodge all the scales all right
Six days on the road and I'm a-gonna make it home tonight
州際通商委員会が道路で検問してるぜ。
ちょっと荷物を積み過ぎた、工程日誌もずっと書いてない。
でも何も問題ない。
どうにでもごまかせる。
俺は6日も走ってる、今夜家に着いてやる。
Well, my rig's a little old but that don't mean she's slow
There's a flame from her stack and that smoke's up-blowing black as coal
My hometown's a-coming in sight
If you think I'm happy, you're right!
Six days on the road and I'm a-gonna make it home tonight
俺のトラックは少し古びてる、でも遅くは無いんだぜ。
煙突から炎を吐き、煙が炭のように黒く吹いていく。
俺の故郷が見えてきた、
俺がハッピーだって思うなら、大正解だ。
俺は6日も走ってる、今夜家に着いてやる。
こんな感じです。
トラック運転手が家路に向かって走り続ける、という歌です。
歌詞中のホワイトのジミーとは、GMCの小トラクターで、カラーがホワイトのものです。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。
ではまた。
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