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2017年4月12日水曜日

Carl Perkins - Matchbox

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はカール・パーキンスでマッチボックスです。




カール・パーキンスの代表曲として知られていますが、元は1924年に、マ・レイニーという女性ブルースシンガーの「ロスト・ワンダリング・ブルース」が起源となっています。

マ・レイニーを知ってる人ってどのくらいいるの?稀に。(マ・レイニー)なんつって。

そこから3年後の1927年、今度は巨漢で盲目の伝説のブルースマン、ブラインド・レモン・ジェファーソンが「マッチボックス・ブルース」という歌を出して、これをきっかけにカバーする人がたくさん出てきました。

1957年のカール・パーキンスのバージョンは、A面に「ユア・トゥルー・ラヴ」を配してシングルカットされました。ビルボードのカントリーチャートで13位、ホット100で67位を記録しています。なお、A/B面ともに、レーベルメイトのジェリー・リー・ルイスがピアノを弾いています。

ビートルズもカバーした事でも有名です。オリジナルアルバム(BBCのライヴ、アンソロジーは除く)でビートルズがカバーした曲で、実に3曲もカバーしています。チャック・ベリーも、ビートルズは3曲カバーしていますから、ビートルズの初期の音楽性というのが、両者の音楽から推測されますね。

能書きはこのくらいにして、和訳をご覧いただきましょう。

Well I'm sitting here wondering, with a matchbox hold my clothes 
Yeah I'm sitting here wondering, with a matchbox hold my clothes 
I ain't got no matches, but I got a long way to go 

俺はここで座って悩んでる、マッチ箱を服に忍ばせて。
俺はここで座って悩んでる、マッチ箱を服に忍ばせて。
俺はマッチは持ってない、だが長い距離を歩かなきゃならない。

I'm an ol' poor boy and a long way from home 
I'm an ol' poor boy and a long way from home 
Guess I'll never be happy, eveything I do is wrong, yeah  

俺は貧乏な老いぼれ男、家までまだ距離がある。
俺は貧乏な老いぼれ男、家までまだ距離がある。
俺は幸せにはなれない、俺がする事間違ってるんだ。

Well let me be your little dog, 'till your big dog comes 
Let me be your little dog, 'till your big dog comes 
When the big dog gets here, show him what this little puppy done 

お前の子犬にさせてくれ、お前のでかい犬が帰ってくるまで。
お前の子犬にさせてくれ、お前のでかい犬が帰ってくるまで。
お前のでかい犬が帰って来たら、俺が何をしたか見せてやれよ。

Yeah I'm sitting here wondering, with a matchbox hold my clothes 
Yeah I'm sitting here wondering, with a matchbox hold my clothes 
I got no matches, got a long way to go 
Let 'er go boy, go-go

俺はここで座って悩んでる、マッチ箱を服に忍ばせて。
俺はここで座って悩んでる、マッチ箱を服に忍ばせて。
俺はマッチは持ってない、だが長い距離を歩かなきゃならない。

こんな感じです。

マッチが無くて途方に暮れて、それでも家に帰りたい男の歌です。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメント欄に記入よろしくお願いします。リクエスト頂いた方は、お名前をご紹介させて頂きますので、ご了承下さい。

ではまた。

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