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2018年2月7日水曜日

The Beatles - Taxman

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はビートルズでタックスマンです。




ジョージ・ハリスン作曲です。1966年のアルバム『リボルバー』に収録されました。

1964年から1970年まで、イギリスの首相は労働党出身のハロルド・ウィルソンという人物が務めていて、「充実した社会保障」を維持するために、富裕層に95パーセントという極めて高い税率で課していました。その世相を皮肉った歌です。

この歌のリードギターは珍しくポールが担当しました。

では和訳です。

Let me tell you how it will be

There's one for you, nineteen for me

Cos I'm the taxman, yeah, I'm the taxman


結果を教えてやろう。

5%はあんたに、95%は俺のもの。

俺は税務署の人間さ。


Should five per cent appear too small

Be thankful I don't take it all

Cos I'm the taxman, yeah I'm the taxman


5%が少ないって?

全部持って行かないだけありがたいと思え。

俺は税務署の人間さ。


If you drive a car, I'll tax the street

If you try to sit, I'll tax your seat

If you get too cold I'll tax the heat

If you take a walk, I'll tax your feet


車を運転すれば、道路に税金をかける。

座ろうとすれば、その席に税金をかける。

寒けりゃ、暖房器具に税金をかける。

散歩すれば、その足に税金をかける。


Taxman!

Cos I'm the taxman, yeah I'm the taxman


そうさ、俺は税務署の人間さ。


Don't ask me what I want it for (Aahh Mr. Wilson)

If you don't want to pay some more (Aahh Mr. Heath)

Cos I'm the taxman, yeah, I'm the taxman


これ以上何も払いたくないっていうんなら、

使い道を聞くな。

俺は税務署の人間さ。


Now my advice for those who die

Declare the pennies on your eyes

Cos I'm the taxman, yeah, I'm the taxman


死にゆく者に俺からのアドバイスだ。

目の上に小銭を置いて死ぬんだ。

俺は税務署の人間さ。


And you're working for no one but me

Taxman!


そうさ、お前は俺だけのために働いているんだ。


こんな感じです。

税率95パーセントというから、あらゆるところから税金を搾り取っていたんでしょうね。

歌詞は「One for you, nineteen for me」とありますが、5倍にすると、「5パーセントはあんたに残って、残りの95パーセントは俺のもの」という事になります。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエストございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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