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2019年10月29日火曜日

The Byrds - Old John Robertson

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、ボブ・ディラン来日に震える名久井翔太です。どうぞよろしく。

そうなんです。テレビやラジオ、ネットのニュースで暴動されましたが、なんとあのボブ・ディランが来年の4月にライブを行うんですよ。

東京と大阪での公演という事です。

ボブ・ディランが好きな私としては、是非とも見たい来日公演です。去年(2018年)のフジロック出演が記憶に新しいですが、あまり間隔が開かずに此度のニュース。驚きと興奮を隠せません。

絶対に見たい。

では、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はザ・バーズでオールド・ジョン・ロバートソンです。



クリス・ヒルマン、ロジャー・マッグィン作曲です。1968年のアルバム『名うてのバーズ兄弟』収録曲です。

タイトルのジョン・ロバートソンは実在した人物で、1878年6月14日、カナダ・オンタリオ生まれの俳優、映画監督です。

そして歌詞中に出てくる、ジョン・ロバートソンの妻ですが、これは名前はジョセフィン・ラヴェットという脚本家で、2人は1935年にスタッフとして共演した事がキッカケで結婚しました。

後に1958年に妻ジョセフィンが、1964年に夫ジョンが亡くなりました。

クリス・ヒルマンはサンディエゴて育ちましたが、その時にそこに住んでいたジョン・ロバートソンを歌ったといわれています。歌詞の通り、変人と見られ、ステットソンというカウボーイの被る帽子をいつも被って、子供達に笑われていたそうです。

そしてこの歌を録音するにあたって、クリスがリズムギターを、デヴィッド・クロスビーがベースを演奏するという試みをしました。

では和訳です。

Old John Robertson he wore a Stetson hat

People everywhere would laugh behind his back

No one cared to take any time to find out

What he was all about, fear kept them out


ジョン・ロバートソン爺さんは、ステットソンハットを被ってた。

人々は、彼の見てない所で笑っていた。

誰も、彼の正体を知ろうとはしなかった、

恐怖が、人々を寄せ付けなかった。


Children laughed and played and didn't know his name

They could tell when he was coming just the same

Walking slow with old Joyce crippled wife by his side

Then she sighed, then she died


子供たちはただ遊び、彼の名前を知らなかった。

みんな分かるのさ、いつもと同じように歩いてくる時、

手足の不自由な妻ジョイスが、ジョン爺さんとゆっくり歩くんだ。

そして彼女はため息をつき、死んでいった。


Magic words were really catching to his ears

But their laughter didnt help to hide his tears

All in vain it was no game for he'd lost an old friend

In the end, in the end


彼の耳には魔法の言葉が入ってきた。

でもみんなの笑い声で、涙が溢れてきた。

そして全ては虚しく、何の結果も残せず友達を失った。

最後には、そう、最期には。


Old John Robertson he wore a Stetson hat

People everywhere would laugh behind his back

No one cared to take any time to find out

What he was all about, fear kept them out


ジョン・ロバートソン爺さんは、ステットソンハットを被ってた。

人々は、彼の見てない所で笑っていた。

誰も、彼の正体を知ろうとはしなかった、

恐怖が、人々を寄せ付けなかった。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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