~Do I need your permission to turn the other cheek?
If you can read my mind, why must I speak?~
~別の方の頬を差し出すのにあなたの許可いりますか?
あなたがぼくの心を読めるというのなら、どうして喋る必要がある?~
「Angelina」より
If you can read my mind, why must I speak?~
~別の方の頬を差し出すのにあなたの許可いりますか?
あなたがぼくの心を読めるというのなら、どうして喋る必要がある?~
「Angelina」より
今日の洋楽
今日はボブ・ディランでイッツ・オールライト・マです。
ボブ・ディラン作曲です。1965年のアルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』収録曲です。
ボブ・ディラン節炸裂、といっても過言ではありません。曲の長さが長い、畳み掛けるように歌われる長い歌詞。
戦争や当時のアメリカの商業主義、偽善を歌った歌です。
では和訳です。
Darkness at the break of noon
Shadows even the silver spoon
The handmade blade,the child's balloon
Eclipses both the sun and moon
To understand you know too soon
There is no sense in trying.
昼の始まりに訪れる闇、
銀の匙にも影が生まれる。
手製の刃、子供の風船。
日食と月食。
理解しようとするには早すぎる、
やろうとしても無駄さ。
Pointed threats,they bluff with scorn
Suicide remarks are torn
From the fools gold mouthpiece
The hollow horn plays wasted words
Proves to warn
That he not busy being born
Is busy dying.
恐怖が向けられ、虚勢を張りながら軽蔑する。
自滅する意見は裂かれる。
愚か者の金の口から、虚ろなラッパが、
警告の為の、無駄な言葉を奏でる、
彼は生き急ぐのではなく、死に急いでいるのだ、と。
Temptation's page flies out the door
You follow,find yourself at war
Watch waterfalls of pity roar
You feel the moan but unlike before
You discover
That you'd just be
One more person crying.
誘惑するページがドアを飛び出し、
君はそれを追い、戦争の中に居る事を知る。
同情の滝が唸るのを見てみなよ、
君は月が昔と違う事に気づく。
君も気づくだろう、君も泣く人々の仲間入りをすると言うことに。
So don't fear if you hear
A foreign sound to your ear
It's alright,Ma,I'm only sighing.
異国の音が、君の耳に入っても、
恐れてはいけない、
大丈夫さ、母さん、俺はため息ついてるだけだから。
As some warn victory,some downfall
Private reasons great or small
Can be seen in the eyes of those that call
To make all that should be killed to crawl
While others say don't hate nothing at all
Except hatred.
誰かが勝利の鐘を鳴らし、誰かが敗北の鐘を鳴らし、
個人的な理由は大きくも小さくもなる、
それは呼びかける者の瞳の中で見られる。
全員が這いながら殺されるべきだと主張し、
ある者は、憎悪以外の物を憎んではいけないと主張する。
Disillusioned words like bullets bark
As human gods aim for their mark
Make everything from toy guns that spark
To flesh-colored Christs that glow in the dark
It's easy to see without looking too far
That not much
Is really sacred.
幻滅した言葉が銃弾のように吠える、
人間の神が狙いを定め、
全ての物をおもちゃの銃で撃ちまくる。
人肌のキリストが暗闇の中で光る、
遠くを見ないでも簡単に見える、
そんなに神聖なものでもないから。
While preachers preach of evil fates
Teachers teach that knowledge waits
Can lead to hundred-dollar plates
And goodness hides behind its gates
But even the President of the United States
Sometimes must have
To stand naked.
牧師が悪運を説教する間、
教師は教える、知識の停滞が、
100ドルの皿に繋がる事を。
そして良心はその門の裏側に隠れる、
でも、アメリカの大統領だって、
裸で立たなきゃいけない時がある。
And though the rules of the road have been lodged
It's only people's games that you got to dodge
And it's alright,Ma,I can make it.
そして交通ルールが敷かれていても、
君が回避しなきゃいけないのは、人々のゲームだけさ、
大丈夫さ、母さん、俺なら出来るから。
Advertising signs that con you
Into thinking you're the one
That can do what's never been done
That can win what's never been won
Meantime life outside goes on
All around you.
広告は君を騙せる、
君が、誰もなし得なかった事を出来ると、
誰も勝ち得なかった事が出来ると信じ込ませる。
その間も、外部で生活は続く、
君の周りで。
You lose yourself,you reappear
You suddenly find you got nothing to fear
Alone you stand with nobody near
When a trembling distant voice,unclear
Startles your sleeping ears to hear
That somebody thinks
They really found you.
君は自分を失い、それが治り、
君はすぐに気づく、何も恐れる事は無い、と。
誰も側にいないのに、1人で君は立つ。
遠くから聞こえる不明瞭な揺れる音が、
寝ている君の耳に飛び込んで驚かせる、
誰かが考えている、君を本当に見つけた、と。
A question in your nerves is lit
Yet you know there is no answer fit to satisfy
Ensure you not to quit
To keep it in your mind and not forget
That it is not he or she or them or it
That you belong to.
疑問を抱き、君はイライラする、
でも満足できる答えなど無い事は知っている。
君自身を放棄しないって約束するんだ、
心に留めておいて、覚えておくんだ。
君が頼るのは、彼でも、彼女でも、彼らでも、それらでも無いと言う事を。
But though the masters make the rules
For the wise men and the fools
I got nothing,Ma,to live up to.
でも、主が賢い人と愚か者の為に、
ルールを定めたとしても、
母さん、俺には居ないよ、規範になる人が。
For them that must obey authority
That they do not respect in any degree
Who despise their jobs,their destiny
Speak jealously of them that are free
Do what they do just to be
Nothing more than something
They invest in.
従わなくてはいけない権力に対して、
何の敬意を持たない人々は、
彼らの仕事や将来を蔑み、
自由な人々に嫉妬する。
彼らがつぎ込んでいる物以上の物には、
ならないようにしているだけさ。
While some on principles baptize
To strict party platforms ties
Social clubs in drag disguise
Outsiders they can freely criticize
Tell nothing except who to idolize
And say "God Bless him".
原理主義の人が洗礼を受けている間、
厳かな政党内の教壇に縛られ、
女装をする社交クラブを、
外部の人間は自由に批判できる、
そして、誰を崇拝すべきかを教え、
そして言う、「神よ、彼にご加護を。」
While one who sings with his tongue on fire
Gargles in the rat race choir
Bent out of shape from society's pliers
Cares not to come up any higher
But rather get you down in the hole
That he's in.
そしてある者がその舌を火に当てながら歌う間、
死に物狂いの生存競争でうがいのコーラス。
社会のベンチで憤慨し、
上へ目指そうとはせず、
むしろ、誰かを自分のハマった穴に入れようと必死さ。
But I mean no harm nor put fault
On anyone that lives in a vault
But it's alright,Ma,if I can't please him.
でも俺は金庫に住んでる人を、
傷つけたり、人のせいにしたりしない。
でも大丈夫さ、母さん、そんな人喜ばせてやれなくても。
Old lady judges,watch people in pairs
Limited in sex,they dare
To push fake morals,insult and stare
While money doesn't talk,it swears
Obscenity,who really cares
Propaganda,all is phony.
老婆の裁判官は、
性的に制約された彼らを見張る。
彼らは嘘の道徳を推し進めようとし、侮辱し凝視する。
金が何も物を言わぬのに、毒を吐く。
卑猥だ、なんて誰も気にしない。
プロパガンダなんで、全てがインチキだ。
While them that defend what they cannot see
With a killer's pride,security
It blows the minds most bitterly
For them that think death's honesty
Won't fall upon them naturally
Life sometimes
Must get lonely.
彼らが見えない物を守る者達、
彼らの武器は殺し屋のプライド。
安心なんて、苦々しくも人を驚かせる。
彼らにとっては、忠誠を誓う死なんて物、
自然に自分の所には来ないと思ってる。
人生なんて、時に寂しくなる物なのさ。
My eyes collide head-on with stuffed graveyards
False goals,I scoff
At pettiness which plays so rough
Walk upside-down inside handcuffs
Kick my legs to crash it off
Say okay,I have had enough
What else can you show me?
真正面から俺の目に飛び込んで来るのは、
墓場、嘘のゴール俺はあざ笑う、
傍若無人に振る舞う心の卑しい奴を。
手錠に繋がれ、逆立ちで歩かされ、
それを膝で壊そうともがく。
もう良いって言ってくれよ、おれはもうたくさんだ、
これ以上何があるって言うんだよ。
And if my thought-dreams could be seen
They'd probably put my head in a guillotine
But it's alright,Ma,it's life,and life only.
考えてる事が夢になって、それが見られたなら、
俺の頭はギロチンにかけられるだろう、
でも大丈夫さ、母さん、こんなのたかが命だ。
こんな感じです。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。
ではまた。
名訳ありがとうございます。 ブログ(動物福祉牧場)で大いに活用させて貰いました。 私のは意訳で物語と重ね合わせましたが、最後の歌詞は上手く訳せたと思うので良かったら読んでみてください。
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