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2017年6月30日金曜日

Leadbelly - Take this hammer

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はレッドベリーでテイク・ディス・ハンマーです。



伝承曲です。20世紀初頭に生まれた鉄道労働者の苦労を歌った歌です。

今でこそ鉄道は無くてはならないものですが、その整備には人も必要だし、技術も必要でした。が、イギリスで産業革命が起こり蒸気機関車が誕生した当時、事故を起こさずに鉄道を普及するには、まだ技術もそこまで無かったために、事故が起き、たくさんの乗客が命を落とす、といった事がありました。

鉄道整備の技術を高めるには、当時の労働者は日夜トンカチを持って、過酷な労働に携わ無ければなりませんでした。その苦労を歌ったのが、今回のはテイク・ディス・ハンマーでした。

余談ですが、その鉄道労働者のヒーローと呼ばれた架空の人物が、ジョン・ヘンリーという人物で、怪力で優秀なハンマー打ちでした。蒸気ドリルが開発され鉄道労働者が要らなくなった時に、ジョン・ヘンリーはその蒸気ドリルと、どちらが先に岩に穴を開けられるか競争しました。結果、ジョン・ヘンリーが勝ちますが、疲労困憊して帰らぬ人となった、という話があります。

それだけ、当時の労働状況は過酷なものだった、という事です。おそらく現代も、昔とは違った意味で、過酷な状況が続いていると思いますが。

では、和訳です。


Take this hammer, carry it to the captain

Take this hammer, carry it to the captain

Take this hammer, carry it to the captain

Tell him I'm gone

Tell him I'm gone


監督に、このハンマーを持ってってくれ。

監督に、このハンマーを持ってってくれ。

監督に、このハンマーを持ってってくれ。

もういないって言ってくれ。

もういないって言ってくれ。


If he asks you was I runnin'

If he asks you was I runnin'

If he asks you was I runnin'

Tell him I was flyin'

Tell him I was flyin'


監督が、俺が走ってったかと聞いたら、

監督が、俺が走ってったかと聞いたら、

監督が、俺が走ってったかと聞いたら、

俺は飛んでったと言ってくれ。

俺は飛んでったと言ってくれ。


If he asks you was I laughin'

If he asks you was I laughin'

If he asks you was I laughin'

Tell him I was cryin'

Tell him I was cryin'


監督が、俺が笑ってたかって聞いたら、

監督が、俺が笑ってたかって聞いたら、

監督が、俺が笑ってたかって聞いたら、

俺は泣いてたと言ってくれ。

俺は泣いてたと言ってくれ。


I don't want no cornbread and molasses

I don't want no cornbread and molasses

I don't want cornbread and molasses

But I got my pride

Well, I got my pride


コーンブレッドに糖蜜なんかいらない。

コーンブレッドに糖蜜なんかいらない。

コーンブレッドに糖蜜なんかいらない。

俺にはプライドがある。

俺にはプライドがある。


こんな感じです。

最後の「コーンブレッドに糖蜜なんかいらない」と言うのは、「糖蜜」は監督から渡されようとしたのを、自分のプライドにかけてそんなものいらない、と言ったんだと思います。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト募集中です。ある方は、コメント欄に記入よろしくお願いします。

ではまた。

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