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2018年9月12日水曜日

Bob Dylan - Simple twist of fate

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はボブ・ディランで「運命のひとひねり」という歌です。



ボブ・ディラン作曲です。1975年のアルバム『血の轍』収録曲です。

アコースティックサウンドのみという昔のスタイルで演奏されています。※今回の動画はボブ・ディランのハーモニカ、ギターに、ベース、バイオリン、ドラムスが加わっています。

ジョーン・バエズ、ジェリー・ガルシア・バンドがカバーしています。

ジョーン・バエズのバージョンは1975年のアルバム『ダイアモンズ・アンド・ラスト』に収録されましたが、途中で昔のボブ・ディランの歌い方をしています。

では和訳です。

They sat together in the park

As the evening sky grew dark

She looked at him and he felt a spark tingle to his bones

It was then he felt alone and wished that he'd gone straight

And watched out for a simple twist of fate.


夜空が闇を増した時、

彼らは公園で座った。

彼女が彼を見つめて、彼はきらめきが骨に来るのをを感じた。

その時、彼は孤独を感じ、

真っ当な生き方をしようと思った。

そして、運命の一捻りに気をつけようと思った。


They walked alone by the old canal

A little confused I remember well

And stopped into a strange hotel with a neon burning bright

He felt the heat of the night hit him like a freight train

Moving with a simple twist of fate.


彼らは古い運河のそばを歩いた。

俺は少し混乱してたのを覚えてる。

ネオンの光が明るく輝く、変わったホテルで泊まった。

夜の熱気が、貨物列車のように彼を打ったのを感じた、

動いて行く運命の一捻りと共に。


A saxophone someplace far off played

As she was walking on by the arcade

As the light bust through a-beat-up shade where he was waking up

She dropped a coin into the cup of a blind man at the gate

And forgot about a simple twist of fate.


サクソフォンがどこか遠くで鳴るのが聞こえた、

彼女がアーケードを歩いている時に。

彼が起きたボロい屋根から、陽の光が差し込んで来る。

門のそばにいた盲目の男のコップに、彼女はコインを入れた、

そして運命の一捻りの事を忘れた。


He woke up the room was bare

He didn't see her anywhere

He told himself he didn't care pushed the window open wide

Felt an emptiness inside to which he just could not relate

Brought on by a simple twist of fate.


彼が起きると、部屋は空っぽ。

彼女の姿がどこにも無い。

気にしないそぶりを見せ、窓を開けた。

どうに出来ない心の空虚さを感じた、

運命の一捻りがもたらした空虚さを。


He hears the ticking of the clocks

And walks along with a parrot that talks

Hunts her down by the waterfront docks where the sailers all come in

Maybe she'll pick him out again how long must he wait

One more time for a simple twist of fate.


時計の鳴る音を聞いた、

そして喋るオウムを連れて歩いた。

水兵達が来る波止場に行って、彼女を探す。

もしかしたら、彼女が見つかるかも知れないけど、どれだけ待てば良い?

運命の一捻りが来るまで、もう一度さ。


People tell me it's a sin

To know and feel too much within

I still believe she was my twin but I lost the ring

She was born in spring but I was born too late

Blame it on a simple twist of fate.


これは罪だって人は言う、

首を突っ込みすぎて、感じ過ぎる事は。

俺は彼女が、俺の双子だと信じてる、だが俺は指輪を失った。

彼女は春に生まれた、だが俺は生まれるのが遅すぎた。

運命の一捻りのせいなんだ。


こんな感じです。


一夜で起こった男女関係のもつれを歌った歌です。


今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。


ではまた。

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