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2018年9月11日火曜日

Jerry Reed - Amos Moses

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、肌寒みぃでございまさぁねえ〜、な名久井翔太です。どうぞよろしく。

本当に9月前半なの、と思うくらい肌寒い1日でした。

昨日の夜雨が降ったせいでしょうか、冷やされたまんま朝を迎えて、外に出た瞬間、秋みたいだ、と思いました。実際には秋なんですけどね。

この肌寒いまんま晴れてくれたら最高の秋を迎えられるんですけどね。

では洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はジェリー・リードでエイモス・モーゼスです。



ジェリー・リード作曲です。1970年のシングルで、ホット100で16位を記録しました。

この歌の内容は、今回和訳するにあたって調べるまで全然知りませんでした。笑 

色んな歌を和訳しようとすると、全然知らない歌に当たる事もあるんです。

さて、歌詞中に出て来る「Cajun」という単語ですが、これは「ケイジャン」と発音します。

何となく聞いたことがあるかと思われます。「ケイジャン料理」とか。

ケイジャンとは、元々北米東部のアカディア地方に移り住んだ直系フランス人のことです。その後イギリス人に追いやられ、ニューオーリンズにその拠点を移しました。

アカディアに住んでいた事から元は「アカディアン」と呼ばれましたが、転じて「ケイジャン」となりました。

出だしがフランスである事から、言語もケイジャン・フランス語という、フランス語が変化したものが話されます。現在でも若い世代に教えられています。

料理もケイジャン独特のものがあり、一番知られているのはハンク・ウィリアムスの歌でもヒットした「ジャンバラヤ」です。またその地方では、私の誕生日の時に話したザリガニやワニ、カエルといったものが食べられます。

さて、長くなりましたが、エイモス・モーゼスの和訳をご覧ください。

Yeah here comes Amos


エイモスが来たぜ。


Now Amos Moses was a Cajun he lived by himself in the swamp

He hunted alligators for a livin' hed just knock 'em in the head with a stump

The Louisiana law's gonna get ya Amos

It ain't legal huntin' alligators down in the swamp boy


エイモス・モーゼスはケイジャン、一人で沼地に住んでいた。

生活の為にワニを仕留めてたぜ。ドシンと踏みつけてやっつけてた。

ルイジアナの法律が捕まえに来るぜ、エイモス。

沼地でワニを仕留めるのは違法だぜ。


Now everybody blames his old man for makin' him mean as a snake

When Amos Moses was a boy his daddy would use him for alligator bait

Tie a rope around his waist and throw him in the swamp ha ha ha

Alligator bait in the Louisiana bayou


みんなそいつの親父を責めた、ヘビみたいな酷い奴に育てたって。

エイモスが子供の頃、親父は息子をワニの餌にしてたもんだ。

腰回りに紐を巻きつけて、沼地に投げつけるのさ。

ルイジアナの入江で餌にされてたのさ。


About forty five minutes southeast of Thibodaux Louisiana

Lived a man called Doc Millsap and his pretty wife Hannah

Well they raised up a son that could eat up his weight in groc'ries

Named him after the man of the cloth called him Amos Moses

Yeah ha ha


ルイジアナのティボードーの南東まで45分の所に、

ミルサップ先生と可愛い奥さんのハンナが住んでいた。

食料品の食い物平らげる息子を育てちまった。

キリスト教の指導者がエイモス・モーゼスと名付けた後に、そいつは名付けられた。


Now all the folks around south Louisiana said Amos was a hell of a man

He could trap the biggest the meanest alligator and just use one hand

That's all he got left cause the alligator bit him ha ha ha

Left arm gone clean up to the elbow


ルイジアナの南の方じゃ、みんなエイモスは地獄のような奴だと言ってた。

一番でかくて酷いワニを、片手で仕留める事も出来るんだ。

そいつに残されたのはそれだけさ、ワニがあいつに噛み付いたから。

腕を食いちぎって、肘を無くしちまった。


Well the sheriff got wind that Amos was in the swamp trappin' alligator skins

So he snuck in the swamp gonna get the boy but he never come out again

Well I wonder where the Louisiana sheriff went to

Well you can sure get lost in the Louisiana bayou


エイモスが沼でワニ皮を獲ろうという噂を、警官が嗅ぎつけた。

だから警官は沼に入って、エイモスを捕まえたが、帰ってこなかった。

ルイジアナの警官がどこに行っちまったんだろうな。

ルイジアナの入江じゃ簡単に迷っちまうぜ。


About forty five minutes southeast of Thibodaux Louisiana

Lived a cat called Doc Millsap and his pretty wife Hannah

Well they raised up a son that could eat up his weight in groc'ries

Named him after a man of the cloth called him Amos Moses


ルイジアナのティボードーの南東まで45分の所に、

ミルサップ先生と可愛い奥さんのハンナが住んでいた。

食料品の食い物平らげる息子を育てちまった。

キリスト教の指導者がエイモス・モーゼスと名付けた後に、そいつは名付けられた。


Sit down on 'em Amos make it count son

About forty five minutes southeast of Thibodaux Louisiana

Lived a cat called Doc Millsap and his pretty wife Hannah


座れ、エイモス、カウントしてくれ。

ルイジアナのティボードーの南東まで45分の所に、

ミルサップ先生と可愛い奥さんのハンナが住んでいた。


こんな感じです。


ワニを違法に捕まえようとしているエイモス・モーゼスという男の歌です。最終的に、その男を逮捕しようとした警官が沼の中でいなくなった、という歌です。


今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。


ではまた。

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