今日はブルース・スプリングスティーンでボビー・ジーンです。
ブルース・スプリングスティーン作曲です。1984年のアルバム『ボーン・イン・ザ・U. S. A.』収録曲です。
この時期に、ブルースのバックバンド、E・ストリート・バンドを辞めたスティーブ・ヴァン・ザントをモチーフにした作品です。曲中のボビー・ジーンは亡くなっていますが、スティーブは未だご存命です。
主人公とボビー・ジーンの関係は、友達を通り越して、男女のカップルのようだ、と英語版Wikipediaに載っています。
では和訳です。
Well I came by your house the other day, your mother said you went away
She said there was nothing that I could have done
There was nothing nobody could say
Me and you we've known each other ever since we were sixteen
I wished I would have known I wished I could have called you
Just to say goodbye Bobby Jean
俺はお前の家に来たんだ、お袋さんはお前は死んだって言ったぜ。
お袋さんが、「何もしてやれる事は無かったし、誰も何も言える事が無い」って言ってたぜ。
俺たち、16の頃からの付き合いだったよな。
知っていれば良かった、サヨナラを言えたら良かったと思う、ボビー・ジーン。
Now you hung with me when all the others turned away turned up their nose
We liked the same music we liked the same bands we liked the same clothes
We told each other that we were the wildest, the wildest things we'd ever seen
Now I wished you would have told me I wished I could have talked to you
Just to say goodbye Bobby Jean
他の奴らが俺に背を向けてても、お前は側にいてくれたよな。
同じ音楽、同じバンド、同じ服を好きになってた。
俺達は今まで見てきた中で一番ワイルドなやつだったって言い合ってたよな。
俺に言ってくれりゃいいのに、俺がお前にサヨナラって言えてりゃ良かったんだ、ボビー・ジーン。
Now we went walking in the rain talking about the pain from the world we hid
Now there ain't nobody nowhere nohow gonna ever understand me the way you did
Maybe you'll be out there on that road somewhere
In some bus or train traveling along
In some motel room there'll be a radio playing
And you'll hear me sing this song
Well if you do you'll know I'm thinking of you and all the miles in between
And I'm just calling one last time not to change your mind
But just to say I miss you baby, good luck goodbye, Bobby Jean
俺達が身を隠すこの世界から受けた痛みを、雨の中歩きながら話してたよな。
お前のように、誰も、どこに行っても、どうやっても俺を分かってくれる奴はいない。
この道路のどこかで、お前は出てくるよな。
どこかへ向かうバスか電車の中か、
どこかのモーテルの部屋のラジオ。
俺が歌うのが聞こえるだろう。
もしそうなら、お前の事考えてるのが、どれだけ離れててもわかるだろう。
そして最後、お前を呼ぶぜ、お前の決心を変えるつもりはないけど、
これだけ言わせてくれ、お前が恋しい、幸せにやれよ、ボビー・ジーン。
こんな感じです。
友人、ボビー・ジーンとの思い出を語り、サヨナラの言葉を送る歌です。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。
ではまた。
ボビー・ジーンは死んでないかと笑
返信削除これはバンドを離れるマイアミ・スティーブに向かって歌った曲だと言われている通り、
ある日突然、故郷を離れてどこかに行ってしまった唯一無二の親友ボビー・ジーンに、ある程度バンドマンとして成功した(おそらくボビー・ジーンは成功しておらずその対極的な立場だった)であろう主人公が彼のために歌を歌っているというストーリーの曲です。