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2020年2月14日金曜日

Simon and Garfunkel - A most peculiar man

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日のボブ・ディランのコーナーです。


今日のボブ・ディラン

2月14日(金)


~Love is all there is, it makes the world go round
Love and only love, it can’t be denied~

~愛はいつでも目の前にあって、世界を動かしている
愛、愛だけは打ち消しようがない~

「I threw it all away」より

今日の洋楽

今日はサイモン&ガーファンクルで「とても変わった人」です。



ポール・サイモン作曲です。1966年のアルバム『サウンド・オブ・サイレンス』収録曲です。

ポール・サイモンは一時期ロンドンに住んでいましたが、その時に読んだ新聞のニュースに、ある男の自殺が載っていました。そこからこの曲を書きました。

4行しか書かれていなかったそうですから、「最悪な弔辞だ」とコメントしたそうです。

では和訳です。

He was a most peculiar man.
That's what Mrs. Riordan said and she should know;
She lived upstairs from him
She said he was a most peculiar man.

彼は最も奇妙な人だった。
リオダン夫人はそう言った、彼女は知ってるんだ。
彼女は彼の部屋の上に住んでる、
彼女は、彼は最も奇妙な人だって言ったんだ。

He was a most peculiar man.
He lived all alone within a house,
Within a room, within himself,
A most peculiar man.

彼は最も奇妙な人だった。
家に一人っきりで住んでいた。
部屋の中には彼一人だけ。
彼は最も奇妙な人さ。

He had no friends, he seldom spoke
And no one in turn ever spoke to him,
'Cause he wasn't friendly and he didn't care
And he wasn't like them.
Oh, no! he was a most peculiar man.

友達もいなかった、お喋りでもないし、
誰も彼に話しかけようとしなかった。
フレンドリーじゃなかったから、自分の振る舞いを気にしなかった、
そもそも彼は皆が嫌いだった。
彼は最も奇妙な人だった。

He died last Saturday.
He turned on the gas and he went to sleep
With the windows closed so he'd never wake up
To his silent world and his tiny room;
And Mrs. Riordan says he has a brother somewhere
Who should be notified soon.
And all the people said, "What a shame that he's dead,
But wasn't he a most peculiar man?"

先週の土曜日に彼は死んだ。
ガスをつけたまま眠りについた、
窓も閉めて、二度と起きる事は無かった、
彼の静かな世界の小さな部屋で。
そしてリオダン夫人は、彼には兄弟が何処かにいたはずって言ってた、
この事をすぐに知らせるべきだって。
皆は言った「彼が死んだのは残念だ、
だけど、彼は奇妙な人だったなぁ」って。

こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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