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2020年6月5日金曜日

Joan Baez - Outside the Nashville city limits

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、今日のボブ・ディランのコーナーです。

今日のボブ・ディラン

6月5日(金)



~Ol’ Howard just pointed with his gun
And said that way down on Highway 61~

~老いぼれハワードは銃で方向を指し示して答えたよ
ハイウェイ61のずっと向こうさ~

「Highway 61 revisited」より

今日の洋楽

今日はジョーン・バエズでアウトサイド・ザ・ナッシュビル・シティー・リミッツです。



ジョーン・バエズ作曲です。1971年のアルバム『ブレスド・アー』収録曲です。

YouTubeのコメントによると、この歌はアメリカのカントリーシンガー、クリス・クリストファーソンと一緒に、クリスの友人を訪ねた時の歌だ、というそうです。

平和と自然を愛する、クリスの友人の人柄に感銘を受け、ジョーンは帰ってからこの出来事を歌にしました。

では和訳です。

Outside the Nashville city limits
A friend and I did drive,
On a day in early winter
I was glad to be alive.
We went to see some friends of his
Who lived upon a farm.
Strange and gentle country folk
Who would wish nobody harm.
Fresh-cut sixty acres,
Eight cows in the barn.
But the thing that I remember
On that cold day in December
Was that my eyes they did brim over
As we talked.

ナッシュビルの街の外で、
私と友達はドライブしてた、
冬が始まったある日の事、
生きていたのが幸せだった。
彼の友達を訪ねていった、
農場に住んでいた友達を。
変わった人だけど、紳士な人だった、
誰も傷つく事を望まない人だった。
新しく刈り取られた6エーカーの草原に、
8頭の牛が農場にいた。
12月の寒い日に、
私が覚えていた事は、
私達が話していた時に、
私の目が満ち溢れていた事よ。

In the slowest drawl I had ever heard
The man said "Come with me
If y'all wanna see the prettiest place
In all of Tennesee."
He poured us each a glass of wine
And a-walking we did go,
Along fallen leaves and crackling ice
Where a tiny brook did flow.
He knew every inch of the land
And Lord he loved it so.
But the thing that I remember
On that cold day in December
Was that my eyes were brimming over
As we walked.

私が今までで一番遅い喋りは、
男の人が言ってたわ、
「テネシーで1番の場所を見たいなら、
俺と一緒に来なよ。」
私達のグラスにワインを注いでくれて、
一緒に歩いたりしたわ、
落ち葉の側やパチパチ鳴る氷の側、
小さな川が流れる側を。
彼はその土地の至る所を知り尽くしていたわ、
彼はそこを愛していたわ。
12月の寒い日に、
私が覚えていた事は、
私達が話していた時に、
私の目が満ち溢れていた事よ。

He set my down upon a stone
Beside a running spring.
He talked in a voice so soft and clear
Like the waters I heard sing.
He said "We searched quite a time
For a place to call our own.
There was just me and Mary John
And now I guess we're home."
I looked at the ground and wondered
How many years they each had roamed.
And Lord I do remember
On that day in late December
How my eyes kept brimming over
As we talked.
As we walked.

彼は私を石の上に座らせた、
川が流れる側で。
彼は柔らかく優しい声で話していた、
水が歌うような音のように。
彼は言った「俺たちはずっと探していた、
俺たちの場所と呼べる所を。
そこには俺とメアリー・ジョンがいただけ、
そこが俺たちの家さ。」
私は地面を見回し、不思議に思った。
どれだけの年数が経ったのかを。
12月の寒い日に、
私が覚えていた事は、
私達が話していた時に、
私の目が満ち溢れていた事よ。

And standing there with outstretched arms
He said to me "You know
I can't wait till the heavy storms
Cover the ground with snow
And there on the pond the watercress
Is all that don't turn white
When the sun is high you squint your eyes
And look at the hills so bright."
And nodding his head my friend said
And it seems like overnight
That the leaves come out so tender
At the turning of the winter...
I thought the skies they would brim over
As we talked

そこに立って腕を伸ばしながら、
彼は言った「俺は大きな嵐が雪の大地を覆い尽くすまでは待てない。
そこに泉があるが、クレソンだけが白くなったりしない物さ。
太陽が昇れば、君は目を細めて見るのさ、
丘が明るく輝くのを。」
そして頷きながら友達は言った、
「冬の始めに葉っぱが柔らかくなっていくのが、
一晩過ごしたみたいだ。」
私は思ったわ、また空が満たされていったのよ、私達が話していた時に。

こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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