こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。
最近、某アニメKについて思うところがあります。
凄まじい人気を誇っているそうですね。
このご時世ですから、例えば映画館でも座席に1席なり2席なり間隔を空けて座らせるというのが慣例だそうです。コロナ感染を防ぐための、いわゆるソーシャルディスタンスですか。
が、このご時世にも関わらず、最近公開になった映画では、映画館の座席を全部埋めて、文字通り満席御礼となったそうです。それも朝から晩まで。
映画館の座席の間隔を空けてなんかいられないほどの人気だそうです。
確かに人気があるのは素晴らしい事ですよ。それだけ沢山の人に見てもらえるなら、原作を作った方は作り甲斐があったというものですね。
ですが人気がある一方で、その作品に興味がない・面白いとは思わない・作品を見てないといった否定的な考えを示したら、逆に否定されたり、見るように強要されたりするそうですね。
いわゆる「Kハラ」という物ですね。
私はこの言葉が嫌いです。確かにセクハラ・パワハラといったハラスメントは良くないです。人が嫌な思いをするだけですから。
ですが、何でもかんでもハラスメントをつければ良いのかというと違うと思いますし、この社会現象に関してはハラスメントなんてつける意味が分かりませんし、必要性も感じません。
漫画も芸術作品の一つです。一度生み出されたら、こちら側がどう捉えるかによる物は大きいと思います。面白い・面白くない、興味が出てきた・興味が湧かない、といった事も含まれます。作品が人気があるのは良い事ですが、人気があるから全人類がそれを見て素晴らしいとはとても思えません。素晴らしいからといってそれを押し付けるのは個人の感性、好みを潰してしまう事になります。本音が言えずに悩み苦しむ恐れも出てきます。
私自身はアニメはあまり興味がありませんし、これからこの作品を見ようという意志が出てくるかというと今のところその予定はありません。
私のような考えを持つ人は少なからず居ると思います。
みんな違ってみんな良いんです。
だから、個人の感性を否定する・素晴らしさを押し付けるような風潮は良くないと思います。
このブログも私が古い洋楽が好きだから、その面白さを少しでも広めたらと思って洋楽和訳を通して紹介しています。それは決して押し付けたり、見るように強要などするものではありません。
ハッキリいえば、見たい方だけ見れば良いし、こんなの良くないとか興味がない方は別に見なくても構いません。全ての人に見てもらうなんて100%出来ないものと思っています。来る者拒まず去る者追わずという諺に則ってこのブログをやっています。だから、節目節目での、このブログを見てくれている超物好きな方々に向けての感謝は欠かせません。
私は同調圧力などには決して屈しません。何つって。
長くなりましたが、今日のボブ・ディランのコーナーです。
今日のボブ・ディラン
11月4日(水)
~Let me walk down the highway with my brother in peace Let me die in my footsteps~
~ぼくのきょうだいと一緒にハイウェイを心置きなく旅させておくれ
自分の生き方を貫いて死なせておくれ~
「Let me die in my footsteps」より
今日の洋楽
今日はローラ・ニーロでアイ・ネヴァー・メーント・トゥ・ハート・ユーです。
ローラ・ニーロ作曲です。1967年のアルバム『モア・ザン・ア・ニュー・ディスカバリー』収録曲です。
彼氏を傷つけた事を深く反省している彼女の歌です。
では和訳です。
I never meant to hurt you, I'm not that way at all.
Please believe the words of a heart, a heart that seems so small.
And I never meant to hurt you, I guess I lost my place.
Please believe the words of a heart, a heart that hides its face.
あなたを傷つけようとしたわけじゃないわ、そんなつもり全然無かったわ。
小さく見える心から出る言葉を信じて。
あなたを傷つけようとしたわけじゃないわ、私は居場所を失ったみたいだわ。
隠れようとしている心から出る言葉を信じて。
Why do I do things I never mean to do?
Why did I speak so carelessly when all that I felt was love for you?
そんなつもりじゃないのにどうしてやってしまうのかしら?
あなたの愛だけを感じていた時に、どうして不用意な言葉を言ってしまうのかしら?
And I swear, I never meant to hurt you. I've got to make you know.
Please believe the words of a heart, a heart that didn't show.
I never meant to hurt you, I only meant to love you it's true.
And when I saw you crying, I cried too.
誓うわ、傷つけようとしたわけじゃないわ、あなたに分かって欲しいわ。
全然姿を見せない心から出る言葉を信じて。
あなたを傷つけようとしたわけじゃないわ、あなたに心から愛してるって言いたかったの。
あなたが泣いているのを見て、私も泣いたわ。
こんな感じです。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。
ではまた。
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