このブログを検索

2018年3月3日土曜日

The Hollies - I can’t tell the bottom from the top

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日はお休みでしたので、古淵のブックオフまで行って来ました。

古淵。皆様ご存知ですか?神奈川県相模原市にある場所です。東京の町田が近いです。

訳あってお休みしていた自家用車がこの度復活いたしまして、早速のロングランと相成りました。そして偶然か必然か、首都高速デビューとも、自家用車で初めて神奈川県に入るのとも重なりました。

古淵のブックオフは5年ほど前、専門学校の就活でブックオフに行きました。ブックオフの本社は古淵にあります。その当時誰もやったことがない、ホテル専門卒の楽器屋、とかブックオフの社員、になってやろうと思い、ホテルには一切目もくれずそんな所ばかりを受けていました。

その時には何も買わなかったので、折角免許取って高速も乗ったし、この際そこまで行って何か買って来よう、と決めました。

本日の戦利品その1. 『The Byrds - Mr. Tambourine Man』

ザ・バーズのデビューアルバムです。収録曲は以下の通りです。

1. Mr. Tambourine man
2. I’ll feel a whole lot better
3. Spanish Harlem incident 
4. You won’t have to cry
5. Here without you
6. The bells of Rhymney
7. All I really want to do 
8. I knew I’d want you
9. It’s no use
10. Don’t doubt yourself, babe
11. Chimes of freedom
12. We’ll meet again
Bonus Track
13. She has a way
14. I’ll feel a whole lot better (alt.)
15. It’s no use (alt.)
16. You won’t have to cry (alt.)
17. All I really want to do (single)
18. You and me (instrumental)

収録曲の内、1と3と7と11はボブ・ディラン作曲です。1はバーズの大ヒット曲です。

6はピート・シーガーの曲で、ウェールズの炭鉱の災害をつづった歌です。

10はジャッキー・デシャノンの作品で、ローリング・ストーンズのリズムをボ・ディドリーのフィーリングでやろうと、メンバーのロジャー・マッグィン(当時はジム・マッグィン)が言い出してこうなりました。

12はイギリスのシンガー、ヴェラ・リンのカバーで、戦時中に作られました。初期のバーズのライブではよく演奏された、との事です。

それ以外はメンバーのジーン・クラークの作品です。4と9はジーンとロジャーの共作です。

2はアップテンポのナンバーで、サーチャーズの「ピンと針」の冒頭のリフが使われています。

8はそれ以外のバーズのサウンドと一味違う趣があります。アコースティックの音色が何層にも重なって聞こえます。

ボーナストラックの18は、カラオケ状態になっていますが、元々はバーズの面々の歌声も収録されていますが、そのバージョンは見つかっていないとの事です。

個人的に良いと思ったのは1、2、4、6、7、8、10です。

本日の戦利品その2. ボブ・ディラン 自由に生きる言葉

2007年発行です。それまでに残されたボブ・ディランの名言が刻まれています。

色々心打つのはありましたが、その中でも1番共感したのは以下の言葉です。

「今はほとんどの音楽が機械で作られて、どの曲も音が全部同じだ。だが、そういう音楽を気に入っていない若者も大勢いるんだ。」

全くもってその通りです。

(ここから先は個人的な見解です。でもこの個人的な見解は私は間違ってるとは思わないですし、間違ってるとも言われたくもありません。悪しからず。)

電子音楽なんて悪く言えば、機材とアイデアさえ揃えれば誰でも出来るものなんです。コンピュータでギターの音だって入れられるしビートだって自由に決められるし、最早ボーカルだって、ボーカロイドといって、機械の声でボーカルを入れられます。

ボーカロイドなんて◯◯◯◯が今や神格化されて、1人のアーティストとして扱われてしまっています。

電子音楽の存在自体を否定はしませんが、でも電子音楽だけが音楽だと思うのはお門違いだと思います。

電子音楽はギターに似た音は出せますが、ギターの音はギターしか出せません。

ボーカロイドの声は正直言って気持ちが悪くなります。だったらまだ生の声を聴いていた方が何万倍も良いです。

正直言って最近流行の音楽を聴くとすぐに古い音楽が聴きたくなってしまいます。だって古い音楽の方がリアルなサウンドですよ。

あまりにも電子音楽が流行りすぎたから何年も続いたギブソンが会社を畳むかも知れないんですよ。本当にどうしてくれるのか。

そしてもう一つ心打つ言葉がありました。

「これから音楽を目指す人に言いたいのは、最新流行のものはすべて無視しろ、ということだ。」

あらゆるしがらみを取り外し、ヒット曲を作ろうと思わず、常に時代の流れを感じどの言葉を使い、自分の気持ちに正直になって、自分の中から湧き出たものを言葉にして、自分の歌い方で歌ってきたボブ・ディランの名言・至言の数々。私のバイブルにしたいと思います。

長くなりましたが、洋楽和訳のコーナーです。

今日の洋楽

今日はホリーズで「迷える僕」という歌です。




マーヴィン・フレッチャー、ダグラス・フレット作曲です。1970年のシングルで、7位を記録しました。

ピアノは、後にこの歌をカバーするエルトン・ジョンが担当しています。

この歌を今日に至るまできちんと聴いたことがありませんでした。タイトルを見たとき、悲しい歌なのかなと思っていましたが。

和訳をご覧ください。

And every time I get to thinkin'

With every thought of you, I wanna shout aloud

And then I think about the love I had inside me

How you brought what's inside out


そして君の全ての事を、

考えるときはいつも、僕は叫びたい。

僕の中に宿ってた愛を考えてる、

どうやって君が中にあったものを外に出したのかを。


So now love's made it to the outside

I wanna tell the world of everything I've found

Somehow your love released a spring wound up inside me

You've turned my living upside-down


そして愛が外に出させたんだ、

僕が見つけた事を、世界中に言いたいんだ。

どうにかして君は僕の中に絡みついてたバネを解いた。

僕の人生を真っ逆さまにしたんだ。


And I can't tell the bottom from the top

Am I standing on my head or on my heels?

Is it cloudy is it bright?

Is it day or is it night?

Am I wrong or am I right?

And is it real?


僕は最初から最後まで話す事が出来ない。

僕は立っているのは頭で?それとも足で?

外は曇りなのか?明るいのか?

朝なのか?それとも夜なのか?

僕は間違っているのか?それとも正しいのか?

これは真実なのだろうか?


Tell me where you learned the magic

The spell you used the day you made me fall

Baby, now I know that love is no illusion

I'm upside-down but ten feet tall


どこでそんな魔法習ったんだい?

君の魔法で、僕は君に恋したんだ。

ベイビー、愛は幻想なんかじゃないって分かったんだ。

僕は真っ逆さまなのに、空に手が届きそうなんだ。


And I can't tell the bottom from the top

Am I standing on my head or on my heels?

Is it cloudy is it bright?

Is it day or is it night?

Am I wrong or am I right?

And is it real?


僕は最初から最後まで話す事が出来ない。

僕は立っているのは頭で?それとも足で?

外は曇りなのか?明るいのか?

朝なのか?それとも夜なのか?

僕は間違っているのか?それとも正しいのか?

これは真実なのだろうか?


On and on I drifted with the tide

I didn't know that love could move me so

You filled my life with love and much more besides

And you showed me which way to go


休まずに、僕はこの潮の流れに身を任せた。

愛が僕を動かすなんて考えた事なかった。

君は僕の人生を愛で満たしてくれたし、他にも沢山あるんだ。

君は僕に進むべき道を見せてくれたんだ。


And I can't tell the bottom from the top

Am I standing on my head or on my heels?

Is it cloudy is it bright?

Is it day or is it night?

Am I wrong or am I right?

And is it real?


僕は最初から最後まで話す事が出来ない。

僕は立っているのは頭で?それとも足で?

外は曇りなのか?明るいのか?

朝なのか?それとも夜なのか?

僕は間違っているのか?それとも正しいのか?

これは真実なのだろうか?


こんな感じです。

幸せすぎて夢を見てるような感覚になっている男の歌です。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエストございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿