Nobody feels any pain
Tonight as I stand inside the rain
Ev'rybody knows
That Baby's got new clothes
But lately I see her ribbons and her bows
Have fallen from her curls
俺が雨の中立っていても、
誰も痛みなんて感じない。
彼女がオシャレに目覚めたって、
みんな知ってるさ。
でも俺は見ちまった、蝶結びにした彼女のリボンが、
彼女の髪から無くなってたって。
She takes just like a woman, yes she does
She makes love just like a woman, yes she does
And she aches just like a woman
But she breaks just like a little girl.
彼女は女みたいに振る舞うんだ。
そうさ、彼女は女みたいに愛するんだ。
そうさ、彼女は女みたいに痛むんだ。
そして少女みたいに壊れていくんだ。
Queen Mary, she's my friend
Yes, I believe I'll go see her again
Nobody has to guess
That Baby can't be blessed
Till she finally sees that she's like all the rest
With her fog, her amphetamine and her pearls
女王メアリー、彼女は俺の友達さ。
そうさ、また彼女に会いに行くだろう。
誰でも知ってるさ、
彼女が祝福される事は無いって。
霧やアンフェタミンや、真珠を、
他の子みたいに欲しがることに気づくまで。
She takes just like a woman, yes she does
She makes love just like a woman, yes she does
And she aches just like a woman
But she breaks just like a little girl.
彼女は女みたいに振る舞うんだ。
そうさ、彼女は女みたいに愛するんだ。
そうさ、彼女は女みたいに痛むんだ。
そして少女みたいに壊れていくんだ。
It's was raining from the first
And I was dying there of thirst
So I came in here
And your long-time curse hurts
But what's worse
Is this pain in here
I can't stay in here
Ain't it clear that.
最初から雨が降ってて、
俺は喉の渇きで死にかけていた、
だからここに来た。
長年の君の裏切りが苦しくなって来た、
でも悪いのはこの痛みが、
ずっと続くって事さ。
俺はここにはいられない。
ハッキリしてるだろ。
I just can't fit
Yes, I believe it's time for us to quit
When we meet again
Introduced as friends
Please don't let on that you knew me when
I was hungry and it was your world
俺と彼女は合わないんだ。
そうさ、もう別れる時が来たんだ。
でももし俺たちがまた合って、
友達だって紹介したら、
俺が君の世界で飢えてた時の事を、
話さないでくれ。
Ah, you fake just like a woman, yes you do
You make love just like a woman, yes you do
Then you ache just like a woman
But you break just like a little girl.
君は女みたいに思わせぶる。
そうさ、君は女みたいに愛するんだ。
そうさ、君は女みたいに痛むんだ。
そして少女みたいに壊れていくんだ。
こんな感じです。
「メアリー」とか、「飢えてた」とか「髪のリボンが無くなった」とか、当事者にしか分からないような事が鮮明に描かれた、男女の関係のもつれの歌です。
今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。
ではまた。
Bob Dylan がソニーでなく,コロンビアの時代には,コロンビアは2枚組の Blond on blond をばらして売っていました.私が買ったのは2枚目の方で Just like a woman は入っていませんでした.1970年頃にはソニーが本来の2枚組で出して,そこで始めてこの曲を聞きました.一番の気に入りは,Before the flood に入っている演奏です.
返信削除Queen Mary は,The Rolling Stones の Lady Jane に My sweet Marieとして登場するイングランド女王ですが,イギリス史上ほぼ最悪の王で,こんな渾名を付けられるくらいだから,余程みんなから嫌われる女かと思うと,曲全体の感じではそれほどでもない.無理して突っ張って大人の女の振りをしているが,無理が破綻して少女のような本姓を表してしまう,むしろ弱いところのある可愛らしい女と描かれています.モデルとしては何人かの女が混じり合っているのでしょうが,時期から言って Joan Baez の感じが強いように思います.特に「お前が俺にあったのは,俺が空腹で,お前の天下だった時だ」は,最初の頃のDylanと Joan Baez の関係にぴったりです.
Dylanがどこかで書いていましたが,最初は Joan の妹の Mimi に目を付けていたら,Joan が割り込んできて,結局有無を言わせずカップルになったようです.その頃のフォークソングの世界では,Joan Baez の存在感はきわめて高かったということでしょうか.Mimi はすぐ後に Richad Fariñaと結婚し,Richard Fariñaの作曲でそれなりの演奏を残しています.Richard Fariñna はダルシマーの演奏者で,これが Brian Jones に影響し,Lady Jane のダルシマー演奏に繋がったと言われています.